社会人が職場で自己アピールすべきポイントやコツをご紹介!

職場で自分自身のことをどうアピールするかによってその後の評価が大きく変わってくるため、社会人は自己アピール術を学んでおく必要があります。

そこで本記事では、社会人がアピールしたほうが良いポイント4選とアピールするコツやポイントについてご紹介していきます。

またアピール上手であることが転職活動にも有利に働く理由についてもご紹介していますので、参考にしてみてくだ

この記事のまとめ

  • 社会人には、コミュニケーション能力の高さ、仕事の早さ、分析能力などが求められるため、これらの能力があることをアピールすると良い 
  • アピールは自分の良さを知ってもらうことである
  • アピールするためには自分の長所を見つけ、上司の気持ちを考え、失敗を恐れずに行動することが大切である

社会人がアピールすべきポイント

まずは、社会人がアピールしたほうが良いポイントについて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力とは、相手の気持ちを理解し、スムーズに意思疎通ができる能力のことです。
具体的には、適切な気配りができる、自分の感情をコントロールできる、自分の気持ちを上手く伝えることができる、すぐに打ち解けることができるなどが挙げられます。

コミュニケーション能力は、業界・職種問わずどのような仕事においても必要な能力です。

コミュニケーション能力が高いということは円滑に仕事を進めるためには重要なスキルですので、営業職や接客業などお客様と直接接することの多い仕事ではもちろんのこと、事務職などのオフィスワークにおいても重宝されるため、アピールしたほうが良いでしょう。

仕事が早い

仕事が早いこともアピールしたほうが良いポイントです。具体的には、メールのレスポンスが早い、頼まれた仕事を納期よりも早く仕上げることができるなどです。

仕事が早い人は、常に効率的な方法を考えている人が多く、無駄な労力を使わずに早く仕事を終わらせるためにはどうすべきかを模索しています。

仕事が早い人は「仕事ができる人」という印象を与えるため、顧客や職場内からの信頼が厚くどのような職種においても重宝されます。

組織作りのサポートができる

組織をまとめるにはリーダーシップが大切だと思うかもしれませんが、圧倒的なリーダーだけではなく、それをサポートする人の存在が不可欠です。

組織に所属するメンバーの年齢・性別・経歴・個性もみな異なるためその分意見や対立が起こりやすくなります。

このような時に、意見の違うメンバーの意見の対立を防ぎ、物事をうまく進めるように促し円滑に業務実行をする役割を担うことのできる人が必要となります。

時にはもめごとがあると板挟みになり苦労することもありますが、組織にとってはこのようにスポンジの役割をしてくれるメンバーは必要であり重宝されます。

分析能力

分析能力とは、問題に対して事実に基づいたデータを分析し原因を追求し、問題解決への対策を講じることができる能力があることです。

この能力はどのような職種であっても活用することができます。
たとえば営業職の場合にも、自分自身が成果が出ていない要因を数字で割り出し、他のメンバーと見比べて見劣りする点はどこになるのかを確認することで自分の課題点をあぶりだすことができ的確な行動改善に繋げることができるでしょう。

数字を読み解き改善する能力に長けている人は、研究職やマーケティング職などで特に重宝されることが多いです。

俯瞰的に物事をみることができる能力

業務を行っているとどうしても目の前の業務に夢中になり、業務に行き詰った際には本質を見失ってしまい打開策が打ち出せずに苦しむこともあるかもしれません。

どのような状況にあっても、現状を俯瞰して捉え、今の行動は適切か、本質とブレがないか、客観的にみてこの行動は正しいかといった具合に、常に俯瞰して物事を見ることができる能力も重要なスキルです。 

要点をまとめる能力

一見関係のない要素の中にある、それぞれの共通項を見つけ出しまとめることができるという能力もアピールポイントとして活用できます。

どのような仕事においても効率良く作業ができる人はこの能力に長けています。

逆にこの能力がない人はミスが多く仕事に時間がかかりすぎる傾向にあるため、仕事を早くかつ正確に進めることができる人にはこの能力が備わっていると考えてよいでしょう。

職場で自分をアピールするコツ

では職場で自分の能力をアピールするためにはどのような方法があるのでしょうか。

ここでは、さりげなく周りに嫌な印象を与えないアピールのコツをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

アピールは自分の良さを知ってもらうこと

「アピール」というと自分の能力を自慢してひけらかすことだという印象を持っている人もいるかと思いますが、そうではありません。

正しいアピールとは、「自分の良さを知ってもらい、理解してもらうこと」であり、いかに自分の仕事ぶりや成果をまわりに認識してもらい、「こいつデキるな!」「頑張ってるな!」と思ってもらえるかが大切です。

そのため、「昨日徹夜で仕事に取り組んでいきました」「〇〇さんと〇〇さんの仲裁をしました」などを口頭で報告するのではなく、行動で示すことが大切であり、周りの人達が「〇〇さんて仕事が早いよね」「〇〇さんは常に相手の気持ちを考えて行動してくれるから助かるよね」といった具合にあなたの行動によって周囲が感じる気持ちを醸成していく必要があります。

まわりより多く発言する

会議の場で多く発言をしている人ほど仕事ができるイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。自分から進んで発言する人ほど仕事に対する能動さと真剣さが強いからだと考えられます。

「この発言が的外れだったらどうしよう・・・」と感じるかもしれませんが、全く発言しない受動的な人よりも、積極的に議論に参加しようとする姿勢を持っている人のほうが受け入れられやすいです。

最初から的を得た発言ばかりできる人はいませんので、失敗を恐れず自分の疑問をしっかりと議論の場に上げ、積極姿勢をみせることで仕事への熱意をアピールしていきましょう。

手伝えることはないかを探す

常に周りが見えている人は重宝されますので、自分の業務がある程度完了しているのであれば、業務が溜まっている人のサポートを積極的に行ってみるのも一つです。

あなたの気遣いを見ている人は必ずいるため、周囲からも一目置かれ良い評価に繋がるでしょう。

ただし、あくまで自分の業務が終わった後に実践すべきです。 自分の業務が終わってない状況で人の作業ばかりサポートしていては本末転倒で、「先に自分の業務を終わらせてからにして」と上司からは呆れられることとなりますので、余力があれば周囲への気遣いも忘れずに手助けをしてみます。

業務を見える化する

業務を見える化することで、1つの作業にどれくらい時間がかかっているのかを自分で把握することができるようになります。

こうすることで、自分自身でも「次は〇分短縮できるように〇〇という工夫をしてみよう」などの目標を立てることができ、これを繰り返すことで作業効率が上がります。

気付けば他の仕事も効率アップし、周囲からも仕事が早いと認められ、仕事ができるイメージを与えることができるでしょう。

報告の仕方に差を付ける

その他にも、進捗報告などを行う際に一工夫を加えることでもアピールはできます。

ここで同じ業務を行っている2人の進捗報告をご紹介しますので、どちらのほうがうまく自分をアピールできているかを考えてみてください。

【Aさんの場合】
①仕事を完了させなくてはならない期日までの数日をいくつかの期間に区切り、どのような優先順位で仕事を進めていけばよいかを目標策定時に考えた

②自分の業務の進め方が目的とずれていないか、上司に時折「中間報告」をした

③軸から逸れた作業をしてしまっていたり、認識が誤っていたら途中で軌道修正できた

【Bさんの場合】
①Aさん同様、仕事の中の優先順位を設け、期間を区切ってその都度自分で軌道修正できるようにと工夫を凝らして業務を進めていた

②誰にも負けたくないと思い、誰よりも努力をしていたが、上司にはその点は一切報告をしなかった

②上司へは結果的に得られた成果のみ報告をした

自分が上司だった場合、AさんとBさんどちらに任せたいかと考えると答えは「Aさん」でしょう。

このように、どのようにアピールするかによって上司からの評価は異なりますし、仮に成果が出なかったとしても次への期待感も異なります。

おそらく今後新しい企画や責任のある仕事をAさんかBさんのどちらかに任せる事となった場合、選ばれるのはAさんです。

せっかく努力をしているなら、その頑張りをまわりに知ってもらうことが大切です。それによって今後自分が取り組める仕事や人間関係までが変わるといっても過言ではありませんので、社会で有意義に働くために自分からアピールすることを意識し行動をしていきましょう。

POINT

  • アピールすることは大切!

    前述の通り、社会ではどれだけ上手にアピールができるかによって評価が異なってきます。

    確かに真面目に仕事に励み、成果を上げればいつかは実を結び昇給できる可能性も考えられますが、評価されるまでにはかなりの時間がかかります。

    しかし、早く確実に評価を上げたい場合には、自分の自信があるスキルを積極的にアピールし、評価対象として認識してもらえるように自ら働きかけることが大切です。

    また同じように働き、同じような成果だったにもかかわらず、同僚の方が先に昇給していく姿をみるとどうしても焦りを感じてしまうでしょう。

    これは間違いなくアピール方法の違いによるものの可能性が高いです。

    今からでも遅くないので、「仕事ができる人」だと思わせるためにはどのような行動を取ると上司に伝わるのかを考えてみると良いでしょう。

アピール上手になるための3つのポイント

アピールすることの重要性は理解していたとしても少し苦手だなと感じている人もいるのではないでしょうか。

ここではアピール上手になるためのポイントをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

自分の長所を見つける

私にはアピールできる点がないと感じている人はまずは自分の良さを見つけることからスタートしましょう。

短所は必要ありませんので、どんな些細なものでも良いのでひたすら長所をかき集めてください。こうすることで、自分には良い面がたくさんあることに気付くはずです。

かき集めた長所を素直に受け止め、これを伸ばすためにどのような行動を取ると仕事に活かすことができるのかを考えてみます。

部屋の掃除をすることが好きなのであれば、オフィスの掃除を人よりも少し頑張ってみる、元気が取り柄なのであれば誰よりも大きな声で挨拶を行うなど、どんなことでも良いので自分が得意なことを仕事の場でも活かしていきましょう。 

それは必ず誰かが見ていて、新しい仕事のオファーに繋がる可能性は充分に考えられます。

上司の気持ちを考えてみる

自分の長所やアピールできるポイントが分かれば、次は上司の気持ちを理解してみます。

評価をする相手は上司なので、上司に取って必要な情報ややってほしいことを先読みし行動することでより評価に結びつきやすいです。

前述のAさん・Bさんのように、上司の立場からすると中間報告といった進捗報告は業績を管理している身としては欲しい情報ですし、週に1回程度の適度な報連相だと時間も確保しやすく業務の妨げにもなりません。

このように上司の視点から考えた時にどのような行動が喜ばれるのかを考えるとより良いアピールに繋がるでしょう。

失敗を恐れない

緊張しやすい人の場合など、どうしても失敗を恐れてアピールをためらう傾向にあります。

しかし、失敗するのではないかと考えていると新しいチャレンジはできませんし状況も変えられません。

若いうちこそたくさん失敗をすることでキャリアアップにも繋がりますので、まずはやってみようという精神を持ち、失敗を恐れずに前向きにチャレンジしてみましょう。

アピール上手は転職にも有利

日頃から自分の良い点をアピールする練習を行っていると仮に転職を考えた時にも有利に働きます。

ここではその理由についてお伝えしていきます。

自己PRの仕方を理解している

転職活動では、志望動機や経験・実績も大切ですが、それを裏付けるためには面接の場での「自己PR」も重要となります。

「自己PR」は自分の良さを知ってもらう場であり、職場で自分をどうアピールするのかを考えている場合には、同様のことを行えば良いのです。

このように、常にアピールをし続けていると日頃からその習慣が身についているため、転職活動においても有利に進めることができる可能性が高いです。

経験値を活かすことができる

職場でアピールをし続けていた結果同世代の人以上の経験を積むことができた、会社の中で重要なポジションを任されていたなど、職場で自分自身のアピールし続けた成果を面接の場で伝えるだけでも充分な自己PRとなります。

社内からの評価が厚かったことが分かると、職場内でも期待されていた人材だと面接官は判断し仕事ができる人であると認識される可能性が高いです。

人事担当者としてもできるだけ優秀な人材を採用したいと考えているため仕事ができる人であると確証が持てるエピソードを持っているということで転職に有利に働くでしょう。

この記事を書いた人

元中途求人広告アドバイザー
こばさん

不動産会社での営業経験を経て、中途求人広告アドバイザーに転身。これまでに中小・ベンチャー企業を中心に100社以上の中途採用をご支援してきました。現在は3人の子供たちの子育てとキャリアの両立に奮闘中です。
自身の経験を活かし、転職・就職活動に役立つ情報だけでなく、働く女性のキャリアライフを充実させるコンテンツやFP2級の資格も保有しているので働くうえで役立つマネー情報をお届けしていきます。

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2024.03.22