歴史文化
32年ぶり裏千家が奉納 - 橿原神宮で「献茶祭」
奈良県橿原市久米町の橿原神宮(久保田昌孝宮司)で12日、茶道裏千家による「献茶祭」が開かれた。千宗室家元が内拝殿で心を込めて茶を供えた。
神宮での裏千家家元による献茶祭は1990年の御鎮座百年奉祝祭で前家元が営んで以来。今回、神宮側の働きかけで、32年ぶりに復活した。
裏千家の関係者約100人が参列する中、千家元が丁寧な作法で茶を入れ、神前に供えた。祭典後、貴賓館で、裏千家主催の茶会も開かれた。
久保田宮司は「32年ぶりに裏千家宗家にご奉仕をいただき、感慨深い。今後も定期的に裏千家様のご奉仕のもとの献茶祭を執り行っていきたい」と話した。