今回は3人の子を持ち、ママタレントとして人気のミキティこと藤本美貴さんにインタビュー。YouTubeの「お悩み相談」では痛快な回答が話題のミキティに、「夫婦関係」の悩みについても、聞きました。

　アイドルとして、そして現在はママタレントとして活躍中の藤本美貴さん。

　いま自身のYouTubeチャンネル「ハロー！ミキティ」の悩み相談コーナーのアドバイスが「スッキリ納得」「励まされる」と大好評なんです。

　今回はそんな藤本さんに、街やSNSで聞いた「悩み」に答えてもらいました。

鈴木しおりアナウンサー（以下、鈴木）「よろしくお願いします」
藤本美貴さん（以下、藤本）「よろしくお願い致します」

――藤本さんの夫はご存知、芸人の庄司智春さん。小6、小2、3歳の3人のママです。最近の子育ては？

藤本「子どもが3人いて賑やかだし、長男が6年生なんですけど、大変な内容が変わってくるだけで、ずーっと大変って思います」

――現在6年生の長男は思春期を迎えているそうなんですが…

藤本「（長男と話してて）『思春期は普通部屋に閉じこもるんだよ』みたいな。『出てくるなー！』って。でも、全然リビングにいる。『どういう事だよ！（笑）』って言って」

鈴木「家族が大好きなんですね」

――難しい時期の子どもでも家族と過ごしたくなる“秘訣”は？

藤本「結構、ボートゲームとかの勝負事も全然負けないで勝ってました。子どもが小さい時は負けてあげるけど、ある程度考えられるようになったら、ガッツリ勝ちます」
鈴木「全然手を緩めない？」
藤本「子どもが泣くから『勝つか負けるか分からなくて一生懸命やるから楽しいんじゃないの？って。それで悔しいんだったら頑張ればいいんじゃない』みたいな。だから子どもとして扱っていない」
鈴木「大人げないとか言われがちですが、そうではなく子どもとも対等に、という所を大切にされているんですね」
藤本「お友達を見ても負けを知らない子は怖いなと思います。負けると『うわぁやだぁ』となっちゃう子もいるし、負けるという経験も必要だと思うし、失敗も大事だと思う」

――相手が子どもでも、対等に、まっすぐ向き合う藤本さん。その姿勢は、仕事でも変わりないそうで…

マネージャー「普段からずっとしゃべってて前向きな明るい感じ」
鈴木「すごくポジティブですよね」
マネージャー「本当に前しか見ていない」

――そんな藤本さん、最近の人気を押し上げたのはポジティブな名回答が連発、YouTubeの「お悩み相談」コーナーです。

そこで、今回は街やSNSで聞いた皆さんのお悩みにズバッと答えてもらいました。

■18歳・専門学校生（女性）のお悩み
「1年生で高校を辞めちゃって、そこから通信制の高校に通った。何事も長続きしなくて、どうしたらいいかなって。ピアノ、柔道、ラグビー、塾とかやっていて、全部続かなかったです。今の専門学校も続くか危うい」

――「何事も長続きしない」という悩み。藤本さんの、回答は？

藤本「長続きしなくても、経験してる事自体が意味があると思うんですよね。親としてはせっかくお金を払ったんだから、専門学校は短いから、とりあえず卒業したらとは思うんですよ。本当にピタッとくるものがあったり、やりたい事があった時には辞めないだろうし。続くといいな～で続けたらいいんじゃないか。違う事やりたければやったらいい。だって自分の人生だからって思いませんか？」

■23歳・会社員（女性）のお悩み
「貯金ができなくてお金をすぐ使っちゃうのが悩み。KPOPアイドルが好きで、アイドルのライブに使ったり、ダンスも最近興味が湧いてきて、ダンス教室のお金に使ったり、ふとした瞬間にやりたいと思ったことに速攻で使っちゃうので気づいたらお金がなくなっちゃうのが悩みです。（ちなみに貯金額は？）彼氏からお金借りていてマイナスです」

藤本「好きなものがあるって幸せじゃないですか。それに対してお金を使って貯金がないのはいいんじゃないって思ったんですよ。いいんじゃないと思ったんですけど、人にお金を借りるっていうのはだらしないから、絶対辞めた方がいいと思う。彼氏とケンカしたとき『お金返さないじゃないか』って言われたら何も言い返せないじゃないですか。それってフェアじゃないから、絶対辞めた方がいい。お金を借りない程度に自分の趣味をするのはお好きにどうぞだし、貯金がしたいんだったら、つみたてNISAですよ(笑)」

鈴木「街の声だけでなく、SNSからもお悩みが寄せられています」

■32歳・男性のお悩み
「今年5月頃に1か月限定の短期アルバイトをしていたのですが、その職場で知り合った5,6個歳下の女の子に恋をしました。短い期間の中で上手くLINEを聞き、連絡先交換をしましたが、結局短期アルバイト終了後に相手から突然ブロックされました。何も心当たりがないのにシャットアウトされたのでショックでした。傷ついた気持ちのやり場が無く、どのように前を向いて乗り越えていけば良いかアドバイスをください」

藤本「それは相手が100％悪いという事にしたらいいんですよ。2度と会うこともないし、ブロックされたんだから、『くそだなぁ』と思いながら、俺は何にも悪くないと思って、次に進むのがいい、人のせい、ぜーんぶ人のせいにしたらいい。次は素敵な人と出会えたらいいなと思ったらいいんじゃないですか」
鈴木「なるほど、切り替えていこうと」
藤本さん「そう、人のせい」

――藤本さん、さすがの爽快な語り口…私も、今の悩みを聞いてもらいました。

鈴木「私一番聞きたいんですけど夫婦関係について。YouTubeでドライブデートとかランチデートとか、あれを見て驚いてしまって、あんなに楽しい会話があんなに続きます？」
藤本「えー！」
鈴木「疲れて帰ると、取るに足らない話をする体力すら残ってないと思って。連絡事項だけ交わし合う。最近夫に言われたのが『会話が雑だよ』」
藤本「ワハハハ！でも旦那さんの方がしゃべりたいんですね」
鈴木「確かに夫の方が『今日あぁだった、こうだった、仕事は今度こうでさ』という事を言ってくるんですけど、こっちも髪の毛乾かしながら一刻も早く寝たいって。『あぁそうなんだ』ってたいして聞かずに言っちゃうんです」
藤本「結構、夜中の2時くらいまで話してて、『もう2時じゃん寝なきゃ』って。『明日6時なんだから』って喋ってる感じですね。しゃべる時間は限られているじゃないですか。2人が揃わなきゃ喋れないから。くだらない話こそ、幸せじゃないですか」

――さらに夫婦のスキンシップについて……

鈴木「ドライブデートで手をつないだ瞬間を見ると、キャーってなっちゃう」
藤本「だって、この先、旦那さんのその手しか繋がないんですよ」
鈴木「子どもの手を繋いでます！」
藤本「もちろん子どもと手を繋ぐというのも限られた時間だから大事だと思いますけど。子どもが出ていった後はその人しかいないと思ったら、その人と仲良くいられる方がいい」
鈴木「20年後の手の温もりのために頑張ると…」
藤本「お互いそういうのがしたくないんだったらいいですよ、我慢してする必要はないですけど、今ちょっと我慢するか、永遠にしないかのどっちを取るかっていう極論を自分に問うた時に、どっちかですよね」

(7月13日15：40～放送メ～テレ『アップ！』より)