九州商船、乗船前に検温 五島列島の3航路

2020/05/02 [11:35] 公開

九州商船のジェットフォイル前で乗客の体温を測る担当者(左)=長崎港

 五島列島と長崎県本土を結ぶ3航路を運航する九州商船(長崎市)は1日、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、長崎港と佐世保港で利用客に対する検温を始めた。
 離島各市町の要請に基づき、長崎-五島、佐世保-上五島、長崎-有川の全便で実施する。乗船前に体温を測定し、37.5度以上ある人には健康チェックシートで聞き取り調査を行い、感染の疑いがあれば乗船を断る。
 長崎港を午後2時50分に出発する五島行きジェットフォイルぺがさす(163トン)の前では、ゴーグルやゴム手袋を着用した担当者が非接触型体温計で測った。定員は約250人だが、ゴールデンウイーク期間中の帰省自粛呼び掛けもあって乗客は約20人だけ。感染の疑いがある人はなく、全員乗船した。