山下久美子、デビュー40周年記念アルバムは愛に溢れた3枚組豪華盤

アーティスト

山下久美子

1990年6月25日のデビューから今年40周年を迎えた山下久美子。それを記念して10月21日に3枚組の豪華記念アルバムをリリースする。

去る35周年には、こちらも3枚組・新曲入りの豪華ベスト盤「ALL TIME BEST〜Din-Don Dan」をリリースしたが、本作ではそこに入りきらなかった、主に90年代の東芝EMI(当時)在籍時の作品を中心としたベスト盤がDISC-1となる。ここでは様々な愛のかたちをテーマにした選曲がなされており、35周年のオールタイム・ベストと、本作40周年ベストで、山下久美子の真のべストが完結する。

今作40周年記念アルバムは3枚組で、DISC-1には前述のベスト盤+新曲が収録。この新曲は、40年前にリリースされた山下の記念すべきデビュー曲「バスルームから愛をこめて」の作曲者・亀井登志夫による書き下ろしの楽曲「Morning Star」である。

DISC-2はライブ盤で、2018年6月29日Mt. RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて行われたライブ音源が収録される。「赤道小町ドキッ」「バスルームから愛をこめて」「シャンプー」「こっちをお向きよソフィア」「宝石」など、代表曲をたっぷり収録。変わらぬCANDY VOICEも健在だ。

そしてDISC-3には、1984年リリースの7thアルバム「アニマ・アニムス」の楽曲で構成された、53分に及ぶ全編ストーリー風ビデオクリップ集=「黄金伝説」が、初DVD化作品として収録される。シングル楽曲中心の80年代、アルバム収録楽曲の全てに、ミクロネシア連邦のポンペイ島(当時はポナペ島と表記)にて撮影された映像を施し、全編を通じて1つのストーリーに仕上げた「黄金伝説」。当時は楽曲も映像も斬新過ぎて、評価されるまでに時間がかかったが、今こそその価値が正しく伝わるはずだ。なお、アルバム・ブックレットには今井智子氏、市川清師氏による非常に読み応えのあるライナーノーツが掲載される。

10月21日には発売記念配信ライブも実施される。本来なら皆様の目の前でたっぷりと生の歌声、生の姿をお伝えしたいところだが、新型コロナウィルスの感染防止を考えれば賢明な実施策だ。安心して全国の方に“今”の山下久美子を見ていただける、最高のライブとなるであろう。

山下自身も「私の40年は愛する歌と愛すべき人たちで溢れていた。そのたくさんの愛に恩返ししていきたい。そのためにこれからも変わらず歌い続けていく」と語っている。まだまだ山下久美子は進行形だ。

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