ユーロテール・LEDテール・他レンズパーツ
 

クリアーウインカーやクリアーテール。ユーロテール、LEDテール。

手軽に交換で、大きくイメージを変えることで人気のレンズパーツです。

ここでは、そういったレンズパーツという商品を説明いたします。 

商品経緯 I  カスタムとしての部品
■【欧州車のレンズパーツ】
  MercedesやBMW。欧州者のマイナーモデルチェンジは、その多くがレンズ類のデザイン変更でとどまるといった風に、モデルチェンジ前のモデルはモデルチェンジ後のレンズを換装することで、新型仕様に見せる事が出来ました。

基本的にはボディ側が同じなので、純正の後期仕様レンズを手に入れればマイナー前のモデルを簡単に現行車に仕立てることが出来るのです。

又、そうした欧州車本国の純正レンズの供給会社はアフターマーケットへも部品を供給し、精度も純正と比べて劣ることのないものも少なくありません。

   
■【欧州車以外のレンズパーツ】
  基本的にはアメリカ市場へ向けられたものがほぼ全てです。
その多くは純正レンズのコピーで、当初は純正レンズのクリアーが全てでした。生産はほぼ100%台湾製になります。

日本には車輌規制や車検制度といった車に関する規制が定められていますが、他の国には車検自体がありません。そのため日本のように反射板を付属しなくても、もちろん商品精度も気にしないため、台湾製という精度にバラつきがある商品であっても、なんら問題はなく、基本的に車体を改造するのであるから今更、精度など気にする人もいないのです。

そのためクリアーテールには反射板が別体となっているのです。

   
■【日本車のレンズパーツ】
  クリアーテールなどのレンズパーツの設定がある車種を考えてください。 US市場で販売されている車種はほぼ全てあるはずです。
日本の車のレンズパーツはUS市場にながれているものを、引っ張ってくるのが通常で、日本しか販売されていない車となると、よっぽど売れている車くらいしかありません。

台湾の工場で新たにそういったレンズパーツを製作するには、莫大な数量の生産ロットが必要とされるからです。日本の市場で、その数量を補うには難しく、採算は取れないためです。

又、日本市場でも(今にして思えば)クリアーテールやクリアーヘッドライトというとカスタム性が高く、車体を改造するのであるから精度を 問う人もすくなかったのです。

このように欧州車と他の国のレンズパーツは基本的に商品の根源が大きく異なっています。

   
商品経緯 II ドレスアップとしての部品
■【ユーロテール・LEDテール】
  アルテッツァテールの登場。
聞きなれない方もいるかもしれませんが、俗に言うユーロテールのことです。US市場でアルテッツァ(US市場ではIS)のテールデザインを模しているため、名称がそのようになっています。ユーロテールの名称根源は、おそらくクリアーテール=アメリカンカスタムということで、反してユーロテールにされたのではないかと思います。

このデザインの登場により、日本の市場にもマッチした商品が市場に流れることとなりました。クリアーテールと違い、見た目も純正に近いことから、カスタムパーツというより、ドレスアップパーツといった要素が強く、今まで改造に気が引けていた方も手が出しやすくなったのです。

又、最近ではLEDテールが普及し始めました。
もともとは純正でもハイマウントストップランプのみにLEDが採用されていた程度だったのですが、最近の車にはテールもLEDが採用されています。
LEDはもともと照射角が狭く直線にしか照らせませんでしたが、広角照射形状の採用と価格の低下によって普及され始めているようです。

欧州車向けのアフターパーツとしてLEDテールはあったのですが、最近は国産車向けも多くなってきています。国産車向けはもちろん台湾製です。

   
市場性
■【最近の市場動向】
  ユーロテールの市場参入により、より多くの方がドレスアップという改造を始め、レンズパーツは一気に市場拡大いたしました。しかし反面、いままで車の改造をされた事のない方が多く増え、アフターパーツと純正パーツの違いがわからないまま購入されている方が多く見受けられます。

この類のレンズパーツを販売していますと、多い問い合わせが
○メーカーはどこですか?
○車検は通りますか?
○自分で装着できますか?
クレームとして受けるご連絡が
○水が入って曇った
○商品が(純正と比べて)悪い
となっております。
最近になって車のドレスアップを始めましたといった方には、この点はやはり不明確なのかもしれません。知っていただくことが、これからのカーライフのためにもなると思いますので、解説いたします。

   
■【メーカーはどこですか?】
  欧州車用はHellaやD&W、inpro、MHWといったメーカーが名を連ねます。ですが各メーカーの部品の供給し合いや、最近は台湾製の導入なども多く、本国メーカー品といっても商品を判断しずらくなっております。

先にもご説明いたしましたが、日本車用はアメリカ経由を含めて、まず台湾製です。
そのためメーカーを聞かれても回答ができません。台湾の工場製です。

販売されている場所が違っても、仕入れや輸入ルートなどの違いで、ほとんどが同じものです。

■【車検は通りますか?】
  欧州車メーカー品はそれぞれです。中には日本仕様のものもありますので、問題ない場合が多いと思います。

日本車用は、ご説明しました通り、もともとUS市場向けで作られた商品のため、テールやヘッドライトにつきましては車種によりウインカーやポジションランプが無くなることや、ウインカーの色が赤になっている場合があリます。又、ヘッドライトは光軸の調整がとれないものがほとんどです。そういったものは当然 車検どころか道交法上不可です。
しかし、ユーロテールやLEDテール、ウインカーなど日本の基準を満たしているものもだいぶ多くなりました。

 ですが、結局のところ、車検の判断は各地陸運局や検査官などによって異なります。
又 購入ディーラーに車検を出す場合などは 場所によっては純正以外の保安部品装着車ですと車検の受付自体が不可と言うこともあります。車検が通らないということではなく、メーカー指定販売モデル店などはそういったチェックが厳しく、純正以外だと車検を受け付けてくれない場合があるという事です。

 そのため純正のヘッドライト・テール以外は、当方で車検に通ると回答は出来ません。

■【自分で装着できますか?】
  装着の難易度は個人技量差がありますのでこちらでの判断は出来かねます。

基本的には純正交換装着ですので、一度純正レンズを脱着していただければ工程がわかるはずです。

説明書は付属されないのが通常のため、どうしても取付時に詳しい手順を知りたい場合はディーラーにいけばマニュアルをコピーしてもらえます。
(最近の新車マニュアルはCDになってきているため、コピー出来ない場合もあるかもしれません。)

■【水が入って曇った】
  水が入る。商品精度の問題ですが、レンズ内に雨水や洗浄水などが浸入するケースがあります。レンズ部分とレンズハウジング側とに隙間から侵入します。既にご説明いたしましたが、商品は純正の複製品がもとで、精度を重要視されて作られていません。そのため、商品のバラつきによっては隙間が生じているものもあるためです。
又、洗車機や洗浄による水の噴きつけなどは入りやすいともいえます。
新車の純正部品でもレンズ内の侵入は起こりえる現象です。(アフターパーツとは精度の違いで発生率が異なります)

一度、水がレンズ内に浸入しますと外気温との温度差によりレンズ表面が曇ってしまいます。この場合は一度、レンズユニットを外しましてドライヤーなどを使い、中の水分を完全に乾かします。新車で起きた場合のディーラー処置も同様です。

問題が生じても純正部品同様に交換することには値されませんので、もし、対抗策を講じたい場合は、レンズ面とハウジング側との間部分を予めシーリング(コーキング)処理をすることをお勧めいたします。

■【商品が(純正と比べて)悪い】
  ここでは何度もご説明いたしましたがレンズパーツはほぼ台湾製で、アフターパーツは純正部品ではありません。
クオリティが高ければ確かに望ましいのですが、ことレンズパーツにおいては、全て同じようなものになってしまいます。

今一度、純正部品ではないことをご理解ください。

   

 ここではレンズパーツについてご説明いたしましたが、結局のところ純正以外にするということはカスタム=改造なのです。車体に直接手を入れるわけではないためお手軽なドレスアップパーツとして考えられがちですが、やるのであれば 全て自己責任で負える くらいの気持ちが必要とも思います。

 購入前であればご検討を、既に装着されている方はあらためて認識していただきたいと思います。

 
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