世界初ピュアバッテリー電気推進タンカー2隻目「あかり」が初めての燃料供給を実施
～ゼロエミッションバンカリングの拡大に貢献～

2023年04月19日

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株式会社商船三井
旭タンカー株式会社

旭タンカー株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：春山茂一、以下「旭タンカー」）が保有・運航する世界初ピュアバッテリー電気推進タンカーの2隻目となる「あかり」が3月28日に竣工しました（註1）。その後東京湾に回航され、4月14日には川崎港において、株式会社商船三井（本社：東京都港区、代表取締役社長：橋本剛、以下「商船三井」）が運航する鉄鋼原料船「UNTA（読み：ウンタ）」に燃料供給を実施しました。本件は「あかり」の記念すべき初めての燃料供給となります。
今後「あかり」は2022年3月に竣工した1隻目「あさひ」（註2）と共に、京浜地区にてゼロエミッション燃料供給を行います。

「あさひ」「あかり」は、船内に搭載した大容量リチウムイオンバッテリーから供給される電力でモーターを駆動し推進するのみならず、荷役、離着桟、停泊中の動力も全て電気で賄うことが可能なため、温室効果ガス排出の無いゼロエミッションオペレーションを実現します。また、主機関のメンテナンス作業が軽減されるため、乗組員の労務負荷軽減も期待されます。

商船三井と旭タンカーは、今後も電気推進タンカーを利用した燃料供給を継続的に行い、温室効果ガス排出削減に貢献していきます。

(註1) 旭タンカーの2023年3月28日付プレスリリース「次世代内航電気推進タンカー船「あかり」竣工について」をご参照下さい。

(註2) 以下の旭タンカーおよび商船三井の関連プレスリリースをご参照下さい。
2022年3月30日付「次世代内航電気推進タンカー船「あさひ」竣工について」
2022年4月27日付「世界初となるピュアバッテリー電気推進タンカー「あさひ」が自動車専用船に初めての燃料供給を実施～ネットゼロ社会実現に向けたゼロエミッションバンカリングを実現～」

株式会社商船三井
商船三井は日本に本社を置き、世界中で約800隻の船舶を運航する世界有数の海運会社です。商船三井は、環境保全など刻々と変化する社会のニーズに応えるため、海運を中心にさまざまな社会インフラ事業や技術・サービスを展開しています。 商船三井の船隊には、ドライバルク船、LNG船、自動車船、タンカーなどが含まれます。また従来の海運事業に加えて、ターミナル、物流、洋上風力発電、などの社会インフラ事業と共に、不動産、クルーズ、フェリーなどのウェルビーイングライフ事業も展開しています。
商船三井グループは、2050年までにグループ全体でネットゼロ・エミッションを達成することを目標としています。その実現に向け、燃料供給過程の環境負荷軽減にも注力しています。
ホームページ：https://www.mol.co.jp/

旭タンカー株式会社
旭タンカーは、国内外で主に石油関連製品輸送に広く従事している海運会社です。白油船、黒油船、潤滑油船、LPG船、ケミカル船など、さまざまな船種の運航業務を行い、外航船向けボンドバンカー（保税燃料油）の輸送では国内海上輸送トップシェアラーとして、国内外を航行する船舶が安全航海を行うための根幹を担っています。また、世界初のピュアバッテリー電気推進タンカーを運航するなど、社会インフラである海運が直面する地球環境保全と、労働環境改善という大きな課題解決に、先進・革新的に取り組んでいます。
ホームページ：https://www.asahi-tanker.com/
＊旭タンカーは商船三井の持分法適用会社です。