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どろぼうひげが起こる原因と対策


 どろぼうひげってなんで起こるの?

 どろぼうひげは予防できる?

 なった時の対策方法を知りたい

 今回はこんな思いを抱えた男性方に向けてお話します。


 

~目次~

1.どろぼうひげと青ヒゲの違い

2.どろぼうひげの原因

3.いつまで続く?

4.どろぼうひげになった時の対策

5.どろぼうひげは予防できる?

6.まとめ

この順序でどろぼうひげについて説明していきます。

 

1.どろぼうひげと青ヒゲの違い

 どろぼうひげとは光を照射した際の影響で毛が膨張するなどして、一時的に髭が濃く見える現象のことです。これはよく聞く青ヒゲではありません。青ヒゲは皮膚の表面に剃ったヒゲの断面が見えているものです。その為どろぼうひげと青ヒゲの意味は異なります。どろぼうひげは施術してから毛が抜け落ちるまでの期間に発症する症状の1つです。



 髭をなくしたいから脱毛を始めたのに、「脱毛前より髭が濃くなった」と残念に思っている方もいるのではないでしょうか。また一時的とはいえ、せっかく脱毛しているのに濃くなってしまうのは辛いですよね。しかし先程も言いましたが、これは一時的なものです。より短期間で済ませる方法、どろぼうひげの間の対策について詳しく見ていきたいと思います。


2.どろぼうひげの原因

 脱毛後にどろぼうひげになってしまう原因はいくつか考えられます。



(1)髭が熱膨張する

 医療レーザー脱毛や光脱毛では毛根部分に光を照射して脱毛を行います。脱毛機の光を受けた髭は、光エネルギーの熱によって焼かれた状態になり、毛穴の中で膨張します。膨張したヒゲが外から見たときに濃く見えることでどろぼうひげのように見えることがあります。



(2)脱毛照射で髭とその燃えカスが残るから

 光を照射すると、毛の根元にある毛乳頭という毛に栄養を送る細胞にダメージを与えます。毛乳頭が弱った毛は、そこから新たな毛が生まれることはなく自然に抜け落ちていきます。しかしこの時に毛穴が狭くなっていると、毛がうまく抜け落ちることが出来ません。その為毛が肌の表面に残ってしまうのです。

 また脱毛は毛根部分のメラニン組織に反応して高温の熱を発することで、毛の組織ダメージを与えると言われています。この時に照射された毛は焼き切られ、髭が燃えカスの様な状態になって、肌の中に残り、黒く見えるようになります。



(3)肌が炎症やむくみで毛穴がせまくなる

 光脱毛や医療脱毛は黒色に反応する波長のレーザーを毛に照射し、毛根や周辺組織の細胞を破壊することにより脱毛を行います。

 細胞を破壊する為にかなり高いエネルギーのレーザーを照射しているため、毛だけでなく肌もダメージを受けることが考えられます。そして脱毛後の肌は炎症を起こしたり、むくんだりしています。かなり高いエネルギーにより肌に負担がかかり、肌の表面が圧迫された状態になります。その為毛穴が狭くなって通常よりも髭が太く見えてしまいます。



(4)ひげのタンパク質がレーザー脱毛の熱で変性する

 基本的に毛はタンパク質で出来てます。照射により熱が与えられると、髭のタンパク質が熱変性を起こした状態になります。熱変性を起こしていない通常の髭は、1本1本が螺旋のような構造をしています。しかし熱変性が起こることによりこの構造が崩れ、毛が縮れた状態になる場合があります。



 また髭の表面はキューティクル、またの名を毛小皮という細胞膜により保護されています。キューティクルはケラチンという高タンパク質からできている細胞膜です。キューティクルが傷ついたり弱くなると、毛がうまく保護されずにパサついたりします。タンパク質が熱変性を起こすとこのキューティクルが広がり、髭が通常よりも膨張した状態になります。この為脱毛後に髭がどろぼうひげのように見えます。



(5)抜けにくい毛がある


 毛は生え変わっています。毛には毛周期があり、成長する成長期、毛根と離れる退行期、毛が生える準備をする休止期の三つに分けられます。この毛周期は毛ごとに異なるので、常に毛が生えている状態になります。一度施術を受けるとその時成長期だった毛は抜けます。



しかし成長期が始まりかけた毛根は活発になっており、皮膚内で伸びている状態です。その為施術を受けた後でも抜けない毛があります。また成長期に入ったばかりの毛は根強い為、一度の施術では抜け落ちにくいことがあります。その為普段より毛が濃く見え、どろぼうひげのようになります。


3.いつまで続く?

 どろぼうひげがいつまで続くのか気になりますよね。どろぼうひげが抜け落ちるまでの期間には個人差があります。



 早い場合・・・3日~5日程度

 通常の場合・・・6日~10日程度

 遅い場合・・・11日~21日程度

と言われています。大体の人が1週間~3週間ほどで自然と抜け落ちていきます。この差は毛質や肌質、毛の濃さによって生まれます。



焦らずに自然と抜けるのを待ちましょう。どろぼうひげは見た目が綺麗ではない為、抜きたくなると思います。しかし無理に抜いてしまうと毛が途中で切れてしまったり、陥没毛になってしまう場合もあります。その為無理に抜かず、自然と抜け落ちるのを待ちましょう。手で軽く触ったり、タオルで拭いた時に抜けるものはすでに抜け落ちている毛の為問題はありません。



一番避けてほしいことは抜けるだろうという思いで、毛抜きやピンセットを使って無理やり抜くことです。無駄な肌トラブルを起こさない為にも自然と抜け落ちるのを待つようにしてください。


4.どろぼうひげになった時の対策

 自然に抜けるからと言って抜けるまで、見た目が気になってしまいますよね。実際にどろぼうひげになった時の対策について考えていきたいと思います。



●マスクを利用する


 一番手っ取り早く、誰でも手軽に試せる方法です。しかしマスクを選ぶことが一番大切です。サイズは気になる部分が隠せるくらい大きめの物を選ぶようにしましょう。保湿効果があるものでしたら、装着しながらスキンケアをすることが出来ます。肌の摩擦も押さえることが出来、埋もれていた髭が抜け落ちやすくなるのでぜひ利用してみてください。お勧めなマスクは保湿できる表面が柔らかい、紐が太くて肌に圧力が掛かりにくい物です。



●化粧品で隠す

 食事などマスクを外す機会もあり、マスクだけではカバーしきれない人もいると思います。そういった方は少しハードルが高いと感じる方もいらっしゃると思いますが、化粧品を使うのも1つの手です。ファンデーションやコンシーラー、色付き下地を使うといいでしょう。



最近ではメンズ用のコンシーラーやファンデーションなどが多く販売されています。普段はニキビや青髭を隠すのに利用するものですが、どろぼうひげにも使うことが出来ます。自分の肌の色に近く、塗っても不自然にならない色を選ぶようにしましょう。コンシーラーは全体使用ではなく、ポイントで使います。どろぼうひげがまばらにある時に使用しましょう。ファンデーションは広範囲にわたるどろぼうひげにお勧めです。



いずれも肌となじませながら違和感がないようにカバーするのがポイントです。この2つに抵抗がある際に色付き下地をお勧めします。ほんのりと色がついておりナチュラルにどろぼうひげをカバーしてくれます。



●優しくシェービングする

 電気シェーバーやカミソリを使って優しくシェービングしましょう。どろぼうひげ状態のシェービングは少しやりづらく、シェービング後のすっきり感が薄れます。しかしある程度はシェービングでカバーすることが出来ます。ただし髭や肌が弱っている状態の為、無理なシェービングは避け、優しく丁寧に行うことがポイントです。



どろぼうひげ自体は基本的に毛穴の中に毛穴の中にあるものなので、剃ることはできません。表面に出ている毛をしっかり剃っていくことで全体的に黒みを減らすことが出来ます。さらにデザインとして整えておしゃれにするのもいいでしょう。きちんと整えれば身だしなみのあるどろぼうひげに見せることが出来ます。



剃る際にはカミソリよりは電気シェーバーを使うことをお勧めします。電気シェーバーは肌に刃が直接触れない為、肌への負担を軽減することが出来ます。剃る時は毛の生えている方向に合わせて剃っていくことでより肌への負担を軽減することが出来ます。さらにシェービングジェルやシェービングフォームをたっぷり使うことで髭の水分が蒸発するのを防ぎ、髭を柔らかく剃りやすい状態に保つことが出来ます。



 以上が実際にどろぼうひげになった時の対処方法です。どろぼうひげになった際にはぜひ試してみてください。



5.どろぼうひげは予防できる?

 光脱毛やレーザー脱毛は毛に熱を与えるため、必ず予防できるとは言えません。絶対にどろぼうひげになるのが嫌という方はニードル脱毛にすることをお勧めします。とはいえニードル脱毛は費用も高く、痛みも強いです。少しでもどろぼうひげを予防するために気を付けてほしいポイントをまとめていきます。



●保湿


 施術後の肌はダメージを受けており、バリア機能も弱くなっています。その為乾燥や肌荒れを起こしやすいので、保湿ケアをしっかり行ってください。乾燥してしまうと肌が固くなってしまい、毛穴が炎症を起こしていると脱毛した毛が抜け落ちるのに時間が掛かります。またむくみを取るのにも効果的です。むくみにくくなり毛穴が小さくなりにくくなるため、毛が抜けやすくなります。



●日焼けしない

 日焼けをすると肌が炎症したりむくみがひどくなります。脱毛をした後の肌は照射で熱が蓄えられ、通常よりもデリケートな状態になっています。そんな状態の肌に日焼けによるダメージを与えてしまうと、赤みや炎症などのトラブルを起こしてしまうことがあります。しっかり日焼け対策を行い、炎症やむくみをしないようにしてください。



●飲酒を控える

 飲酒すると身体が脱水状態になったり、血管が拡張してむくみやすい状態になります。むくんでしまうと毛穴が小さくなり、抜ける毛も抜けにくくなってしまいます。それを避けるためにも数日は飲酒を避けるようにしましょう。



 毛穴が小さくなったり、皮膚が固くなると毛が抜けにくくなり、どろぼうひげは続きます。早めにどろぼうひげを改善する為にもむくみやすい行為、肌トラブルになりそうな行為は避けるようにしましょう。



6.まとめ

 どろぼうひげとは毛が熱を受け縮れた状態になり、一時的に通常よりも濃く見える現象のことです。その現象が起こる為脱毛に通い始めても前より濃く見えることがあります。しかし自然と抜けるので、抜けるまで我慢するようにしましょう。



どろぼうひげの状態になっている時はマスクや化粧品などを利用してカバーするようにしましょう。また早めにどろぼうひげを改善するために、むくみやすい行為や肌が乾燥する行為は避けるようにしてください。どろぼうひげに悩んでいる方は今回紹介した対策をぜひ試してみてください。




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