自民党の派閥の裏金事件をめぐり、安倍派幹部の責任を追及する声が党内で高まっていて、「離党勧告」か「除名」処分が必要だと話す閣僚関係者もいるということです。政治ジャーナリストの武田一顕さんによりますと、コロナ禍の銀座クラブ滞在で3人が『離党』したことと比較して、「裏金による党全体の損害とどちらが重いのだ、離党だけでいいのか」という議論が起きているといいます。また、離党・除名でも議員続けられるなら甘いのではないか、という疑問について武田さんは「無所属は落選の危機。実は我々が思っている以上に彼らにとっては厳しいこと」として、『お金・応援・比例復活』という視点から議員らが離党を恐れる理由を解説します。
(2024年1月26日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)

◎武田一顕:ジャーナリスト 元TBS記者 元JNN北京特派員 中国情勢に精通 小渕内閣以降の歴代政権を取材 愛称は「国会王子」