ロサンゼルスの大豪邸、約130億円で売却価格の記録更新
F1界の帝王バーニー・エクレストン氏を父に持ち、英国の“ヒルトン姉妹”と呼ばれるペトラ・エクルストンが、アーロン・スペリングが建てた5万6000平方フィート(約5200平方メートル)の邸宅を売却した。
売却価格の記録を塗り替えたのは「ザ・マナー」(The Manor:荘園)の呼び名に相応しい豪奢なロサンゼルスの物件。
広さがホワイトハウスを少し超えるほどの敷地を誇るこの大豪邸は1億2000万ドル(約130億円)で、現金取引で売却された。関係筋が明らかにした。
ハードロックカフェの共同創業者ピーター・モートン氏が、昨年マリブの邸宅を1億1000万ドルで売却して話題をさらったが、それを上回る額で売却された「ザ・マナー」は、ロサンゼルス郡で売却された最も高価な住宅ランキングのトップに躍り出たのだ。
このフランスのシャトーにインスパイアされた邸宅があるのは超高級住宅街、ホーンビー・ヒルズ。かつて一世を風靡した「チャーリーズエンジェル」や「ビバリーヒルズ高校·青春白書」の生みの親で、2006年に亡くなった億万長者のテレビプロデューサー、アーロン・スペリング氏とその妻キャンディー氏が1991年に建設した。
不動産仲介物件リストによると、ボーリング場、ワインセラー、ビューティーサロン、彫刻庭園、収容台数100台の駐車スペースなど、贅沢な設備が満載されている。
この物件を販売したウェストサイド·エステート·エージェンシーのカート·ラパポート氏はコメントを控えたほか、コールドウェル·バンカーのジェイド・ミルズ氏からもコメントは得られていない。ジ・エージェンシーのデイビッド・パーンズ氏とジェイムズ・ハリス氏もノーコメントだった。
購入者の代理人であるヒルトン・アンド・ハイランドのジェフ・ハイランド氏もコメントを控えている。
この物件を売却したのは、元F1最高経営責任者(CEO)バーニー·エクレストン氏の次女ペトラ·エクレストン氏(30)。不動産ウェブサイト、プロパティーシャークによれば、2011年にこの豪邸を8500万ドルで購入したという。
ペトラ氏がこの14ベッドルームの物件を最初に売りに出したのは2016年頃のこと。当時の価格は2億ドルだったが、2018年に1億7500万ドル、今年5月に1億6000万ドルに値下げしている。
ペトラ氏のコメントを得ることはできなかった。
この取引はまだ登記されていないため、マンション・グローバルは購入者を特定することはできなかった。
この売却のニュースを最初に報じたのはロサンゼルス・タイムズ紙だった。