CLIENT INTERVIEWS 株式会社秋川牧園のインタビュー

株式会社秋川牧園

いわゆる宣伝動画ではなく、“人の心にグッとくる”ような動画制作を!企業の認知拡大と理解促進に効果をもたらした動画とは?

創業から90年以上という長い歴史を持ちながらも、企業認知と企業理解に課題を抱えていた秋川牧園。その解決策として「秋川牧園篇」「ユーザー篇」と2本の動画制作を行い、YouTubeの動画広告を配信したり、サイトのTOPページに動画を掲載したりと、認知拡大・理解促進に向けて様々な動画活用を行っています。今回は、マーケティング室の小田氏と永井氏に、動画活用に至った背景や実際の効果などを伺ってきました。

※本インタビューはZoomを使用してオンラインにて実施いたしました。
※インタビュー内容は動画でもご覧いただけます。再生ボタンをクリックすると動画が流れます。

 

貴社の紹介と、所属されている部署のミッション・業務内容について教えてください

マーケティング室 永井氏:秋川牧園は、1927年に創業し、鶏肉をはじめとして卵、野菜、牛乳、豚や牛などを生産し、加工やお届けまで行っている会社です。ルーツは中国の大連にあり、現会長となる秋川實が日本の山口県で秋川牧園を創業し、卵を生産するところから始め、現在は幅広いラインナップの生産をしています。

 

私の所属している部署はマーケティング室というところで、主なミッションとしては、“会社の認知度を上げていくこと”
“より多くの方に秋川牧園の食を召し上がって頂く機会を創っていくこと”を中心に取り組んでいます。

 

 

貴社のビジネスにおける課題と、その解決策として動画を活用しようと考えた経緯をお聞かせ下さい

永井氏:1つ目の課題としては、食の安心・安全性が意識される以前から「口に入るものは間違ってはいけない」という理念を掲げており、すごく歴史のある会社なのですが、拠点が山口県ということもあってか、まだまだ認知度が低いというところがあります。2つ目は、秋川牧園には様々な生産品目の取り扱いがあるので、一つ一つのこだわりをお伝えしようとするととても時間がかかっていました。また、昨今のコロナ禍により、お客様と直接コミュニケーションをとることが難しくなってしまったので、今まで通りの写真やテキストだけでは秋川牧園について伝えきれずにいました。
いろいろと解決方法を検討しているときに、動画は写真やテキストよりも約5000倍情報が伝わり、伝わる情報量が圧倒的に多いというところに辿り着いたので、動画の持つ可能性を含めてぜひトライしてみたいなと思いました。

 

マーケティング室 小田氏:秋川牧園は創業当時から、お客様、お取引企業様含め、実際にお会いしてコミュニケーションを取るということをすごく重要視してきました。しかし、コロナの影響で昨年の3、4月という1年のスタートするタイミングで直接コミュニケーションを取ることが難しくなり、マーケティング室の中で「今できることは何なのか」という点をしっかりと考えた結果、「動画」にチャレンジしようとなり、LOCUSさんにお声がけさせていただきました。

 

 

LOCUSに動画制作をご用命いただいた決め手は何でしたか?

小田氏:複数社ある企業の中から候補を絞る基準として、「しっかりとHPが作られているか」「制作実績がある程度あるか」あとは弊社が中小企業という点から「大企業ばかりではなく、中小企業の案件にもしっかり取り組まれているか」というところを見ると、大体3社まで絞られ、直接話を聞いてみようという形になりました。

 

永井氏:私たち自身もどんなものが出来上がるのか実際に出来上がってみないとわからないので、制作実績というのは判断基準としてはあったと思います。最後2社まで絞られた時にどちらにするか判断するには難しい状況ではありましたが、最終的な決め手としては、LOCUSの皆さんの熱量が凄く、さらには秋川牧園の課題感というものをくみ取ってくださるような、そういった熱意みたいなものを凄く感じて、チームとして安心してお任せすることができるのではないか、という点が私の中では決め手でした。あとは、私たちはいわゆる「宣伝動画」ではなく、「人の心にグッとくる」ような動画を望んでいたので、大石さん(※LOCUS登録クリエイター)の制作実績を見させていただき、構成などに感動して、「この人にお願いできるんだったらきっと良いものができる」と思いました。

 

 

制作進行時のエピソードとして、大変だったこと、印象に残っていることがあればお聞かせください

<秋川牧園篇>
 

永井氏:
初めての動画制作で「どんな動画が出来上がるのか」という不安があったのですが、撮影の合間に、撮ったばかりの映像をみせていただいたときに「あ、絶対良いものができるな」と確信し、嬉しい気持ちになったことをすごく覚えています。あとは撮影したのが真夏の8月だったので暑さもあり、牛や鶏たちのことも考えて、気温が上がり切る前に撮影し終えたり、野菜であれば朝日が昇る前からスタンバイしたりと、撮影には時間がとてもかかりました。

 

LOCUS 本村:本来であれば、インタビュー動画は事前に質問や回答を準備していただいて撮影に臨むという流れを想定していたのですが、今回はより「生の言葉」をいただきたかったので、事前の準備はせずにぶっつけ本番でいこう、とご提案させていただきました。結果として、より情緒的な言葉を引き出せたり、予想だにしなかった一言をいただけたりと、すごくLIVE感のある撮影ができたのかな、という印象がありました。

 

 

当初、Zoomで撮影予定だったユーザー篇。CR大石のアイデアにより、ユーザー様ご自身で撮影していただくことになりましたが、ユーザー様とのやり取りで気をつけていたことがあればお聞かせください

<ユーザー篇>
 


永井氏:
元々ユーザーさんとの信頼関係を大事にしていたのですが、今回、動画撮影にご協力いただくということで、コミュニケーションという点では、すごく気を遣っていました。動画を撮影していただくまでのご負担をいかに負担と感じていただかないようにするか、という点を意識しました。

また、ご協力いただく方を募る際には、私たちが想っていることに共感していただくことが大前提にあると思ったので、そういった想いを丁寧にお伝えするために、自分たちで動画を撮影し、YouTubeで限定公開したり、作業工程をイメージしてもらえるようにレクチャー動画をメルマガで配信しました。

完成した動画はご協力いただいたユーザー様に共有させていただきました。元々、信頼関係を損なわないようにと慎重に進めてはいましたが、この動画制作をきっかけにユーザー様が秋川牧園を愛してくださっているお声を聞けたり、より秋川牧園を信頼してくださるきっかけとなりました。

 

 

制作した動画について、社内外からの反響はどうでしたか?

永井氏:まずは、この動画に携わった私自身が、初校データを観た時点で大号泣してしまいました(笑)本村さんが「僕、泣きそうです!」というコメントと一緒に動画を送ってくれたのですが、その時点で「絶対感動するんだろうな」って思いました。
なんでこんなにも感動したかというと、撮影が大変だったとか、暑かったとか、そういうところだけではなくて、“秋川牧園を表現するということがすごく難しい” “どうしたらお客様に寄り添う形で秋川牧園のことを理解していただけるのだろう”と模索していた中で、生産者さんたちを丁寧に取り上げていただいていて、メッセージと共に秋川牧園として発信できているという点で、「これがしたかったんだ!」「ずっとずっと叶えたかったものが叶った!」という気持ちになり、余計に感動してしまいました。

 

弊社内においても数回に分けて試写会を行ったのですが、私のように涙を流してくれる方がいたり、上映後に拍手をしてくれる方がいたり、秋川牧園としての良い作品が出来上がったことに喜びのお声をすごくいただきました。
社外の方たちからも、「理念に共感しました」など嬉しいお言葉をいただいたり、Instagramではメッセージをいただいたり、良い反響が沢山ありました。

 

 

 

動画を活用することで、ビジネス課題の解決はできましたか?動画を活用しはじめてからの変化があれば教えてください

小田氏:冒頭にもお伝えした通り、マーケティング室には「認知度を上げる」という大きなミッションがあり、動画だけではなく様々な要素を含めて、認知度に関して定点的に調査をしているのですが、動画を制作する前に比べて認知度がUPしました。また、この動画制作をきっかけに積極的に動画広告を配信した結果、実績としてはなかなか良い推移をしています。実際に短尺版動画をYouTubeで広告配信したところ、CVR(コンバージョン率)は上がりました。また、TOPページに動画を掲載してからは、オーガニック流入からのCVRも良くなってきました。

 

 

今後はどのような動画活用を検討されていますか

永井氏:動画を活用したコミュニケーションというのは今後も行っていきたいと思っています。

 

 

秋川牧園 永井氏、小田氏 (※Zoomにて撮影させていただきました)

 

 

株式会社秋川牧園の制作映像

企業プロフィール

株式会社秋川牧園
私たちは、持続可能で真に豊かな社会の実現に向け、“FARM 農ある暮らし”をビジョンに掲げ、1927年より続く安心安全な食べ物づくりのパイオニアとして、鶏肉、卵、牛乳、野菜などの生産と加工などの生産卸売事業から、消費者へ生産物を販売する直販事業などを展開しています。

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