ヒナタイノコヅチ

ヒナタイノコヅチ

東アジアに広く分布し、本州、四国、九州の日当たりのよい藪地や道端の場所を好む多年草です。茎は四角、草丈は50~90cmほどで、多く枝分かれします。葉は対生、光沢のない葉の質は硬く、楕円形ですが、葉先は尖って、表裏面共に毛があります。花期は8~9月、茎の先や葉腋から穂状花序をだして、多数の緑色の小花をつけます。この仲間にはヒカゲノイノコヅチA. bidentata var. japonica、ヤナギイノコヅチA.longifoliaがあります。若芽、若葉は山菜として食べることが出来ます。

学名

Achyranthes bidentata var. fauriei

科名

ヒユ科

生薬名

牛膝(ゴシツ)

漢方

漢方では、通経、利尿、関節炎や腰痛に。

利用部位

⇒秋に根を採り、水洗いしてから日干しします。
若芽、若葉⇒塩湯でして水にさらして食べられます。

利用法

単味では用いず、漢方処方で用いられています。

効能

抗アレルギー、抗腫瘍作用

成分

根にはオレアノール酸

お問い合わせ先

東邦大学薬学部付属
薬用植物園

〒274-8510
千葉県船橋市三山2-2-1
TEL:047-472-0666


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