祇園祭 神輿洗 2022年

7月10日に祇園祭の神輿洗が八坂神社で行われました。例年とは違う形式でしたが、神輿振りを目にすることができました。

祇園祭 神輿洗

神輿洗は午前中に四条大橋から汲んだ鴨川の水で八坂神社のお神輿を清める儀式とされ、例年はスサノオノミコトが乗る中御座の神輿1基を四条大橋の上に運んで、汲んだ水を榊につけて神輿に振りかけて行きます。決して鴨川にザブザブと入って文字通り神輿を洗うのではありません。

祇園祭 神輿洗

ただ、コロナ禍で今年も例年とは異なる行事の形式となり、四条大橋ではなく八坂神社内で神輿洗が行われました。朝9時台に四条大橋で水を汲み上げる神事は行われています。また、お迎え提灯行列や芸能奉納は中止となりました。

祇園祭 神輿洗

今年は18時から境内で神事があり、中御座の神輿が四若の人々によって舞殿の南に据えられました。祇園祭での勇ましい神輿振りは3年ぶり。今年は神幸祭・還幸祭で御旅所と神社の直行直帰ながら神輿渡御が再開されます。

祇園祭 神輿洗

神職らが榊で神輿に鴨川の水をかける時、飛び散るしぶきに当たると一年間無病息災で過ごせるといい、子どもさんを肩に乗せた神輿の担ぎ手などが周りを囲みます。一般の見学者には距離があったのが残念でした。水にかかることはかなり難しかったでしょう。とはいえ、例年とは形を変えながらも神輿洗が無事に行われたことは何よりでした。

祇園祭 神輿洗

その後、差し上げや舞殿の周りを1周し、気合いの入った神輿振りを披露してくださいました。暑い中ではありますが、マスクをしての神輿舁きはきついのではと思いますが、それを感じさせない熱狂ぶりでした。17日の神幸祭、24日の還幸祭も無事に行われることを願っています。

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京都検定1級に5年連続最高得点で合格(第14回合格率2.2%)、「京都検定マイスター」。気象予報士として10年以上。これまでに訪れた京都の観光スポットは400カ所以上。自らの足で見て回ったものを紹介し、歴史だけでなくその日の天気も解説する。毎月第2水曜日にはKBS京都ラジオ「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」に出演中。「京ごよみ手帳 2022」監修。特技はお箏の演奏。

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