- 2015年11月16日
- 日常風景
寄藤文平さんご来校!!
情報デザイン学科 2年生の授業「社会研究1」は
さまざまな分野の第一線で活躍している方をお招きし、
社会に出てからの働き方や生き方について学ぶ授業です。
今回は、グラフィックデザイナー、アートディレクターとして活躍されている
寄藤文平さん(有限会社 文平銀座)にお越しいただきました!
寄藤文平さんといえば、
「大人たばこ養成講座」「死にカタログ」「元素生活」などの書籍や、
「家でやろう」「またやろう」シリーズで知られる東京メトロのマナーポスターなどで
すでにご存知の方も多いのではないでしょうか?
<大和書房/2005年> <化学同人/2009年>
講義では、デザインの仕事についてだけではなく、
仕事をするにあたっての社会と自分との向き合い方や、
今後のデザイン業界についてのお話もお聞きすることができました!
休憩時間には、寄藤さんにサインを求める長蛇の列が…!!
授業後半の学生リポーターによるQ&Aコーナーでは
学生たちの疑問にも分かりやすくお答えいただきました。
学生リポーターをつとめた槌橋さんからのコメントをご紹介します!
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学生インタビュアーとして参加させていただきましたが、
実際にお話をしてみると、普段描かれているイラストとはかなり違った印象を受けました。
普段本などのイラストから受けていた印象は、
やわらかくて、親しみやすさのあるイメージでしたが、お話ししてみると、
面白さと優しい口調のなかにしっかりとした芯があって、時には厳しいこともおっしゃって、
それが寄藤さんのいう釜(肋骨の下らへんにあるらしい)に通ずるものがあるように感じました。
「自分のなかにある釜の火を絶やしちゃいけないよ。」
自分をメラメラ燃やすことで自分を作り上げていく。
自分という芯を持っているというより、自分の芯を自分で作り上げている方だと感じました。
釜を元から持っているんじゃなくて、釜から自分で作っちゃうような。
寄藤さんの言葉で
「世の中がどんどん変わっていくのはどうだっていい、
大事なのは世の中がどう変わっても自分自身がどんどん変わっていくこと」
とおっしゃっていたのが印象に残っています。
その話を聞いて鏡の国のアリスの「赤の女王」が作中で発した言葉を思い出しました。
「その場にとどまるためには、全力で走り続けなければならない
(It takes all the running you can do, to keep in the same place.)」という台詞です。
「釜の火を絶やしちゃいけないよ。」
全力で走りつ続けるためのエネルギー源になる釜の薪の元になるものを探すために、
自分自身としっかりと向き合う時間を少しでも作ろうと思ったとても貴重な時間でした。
イラストレーションコース 2年
槌橋 澪
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最初から最後まで興味深いお話ばかりで、あっという間の3時間でした。
これから社会に出ていく学生にとって
勇気づけられ、強く心に残る授業になったようです。
寄藤さん、ご来校いただきありがとうございまいた!
スタッフ:ハシジ
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