地域の力地域住民の声から生まれた みんなが交流できる場づくり

ふれあい カフェ(南丹市)

活動者数
36人
利用者数
平均50人
活動場所
美山保健福祉センター、高れい者コミュニティセンター
活動内容
「ふれあいカフェ」「ひらやオープンランチ」など、地域の高齢者の交流をはかる活動を実施。福祉懇談会の開催、暮らしと地域福祉の実態調査、オープンランチ、ありがとう作品展など

南丹市美山町平屋地区では、行政窓口を担う平屋振興会の呼びかけで2010年に平屋地区地域福祉推進協議会を結成、住民の助け合いの輪を広げ、みんなが安心して生活できる地域づくりを進めています。

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住民が主体となった地域づくり

平屋地区地域福祉推進協議会(以下、推進協)は、民生児童委員や地域の見守りなどを行う「ふれあい委員」など、地域活動を行う12団体36人で構成されています。平屋地区推進協では、2011年に地域が独自に行った暮らしの実態調査の結果を踏まえ、地域課題について話し合いを重ねてきました。その中で、平屋地区の高齢化率が40%超えていることから、「孤立を防ぐため交流の場づくりを進めよう」という目標を定め、多様な取り組みを進めていくこととなりました。「オープンランチ」や「ふれあいカフェ」、絵画や手芸などを持ち寄っての「ありがとう作品展」などを企画・運営し、交流の場を作っています。最も力を入れているのは身近な集落ごとのサロンづくりで、現在では、10集落のすべてでサロンが開催されています。2013年、2014年度は市社協の地域福祉推進モデル事業の指定も受け、積極的にあらたな交流づくりに取り組んでいます。

住民の積極性が会を盛り上げてきた

「雪が降ってきましたね!次は、冬の歌にしましょうか?歌集の『スキー』を歌いましょう」。進行役の女性の言葉に続き軽快なバンド演奏が始まると、会場に集まったお年寄り約50人が、「やーまは、しろが~ね~」と歌いだしました。外の寒さとは対照的に、会場は明るい歌声と熱気に満ち溢れています。
ここは、美山保健福祉センターの一室。平屋地区推進協が2013年から企画し、6回目を迎える「ふれあいカフェ(サロン)」の真っ最中です。参加者からは、「毎回楽しみ。は田植えなどを通して地域の交流があったけど、今はこういう場に出て来ないと、つながりが持てないので」といった声が聞かれます。
「毎回好評で、夫婦や友達同士で誘い合わせて来られる方が多いです。思いきり歌って楽しむことが、健康づくりやストレス解消の一助になればと思います」と平屋地区推進協会長の菅井正己さん。ふれあいカフェは、推進協のボランティアさんたちによる運営や工夫を凝らしたプログラムや手作りおやつも用意しています。地域住民から提供していただいたもち米でついた餅入りぜんざいなど、できる範囲でみんながやれることを持ち寄ることでふれあいカフェを盛り上げています。ふれあい委員の大澤久代さんは、カフェ(サロン)の運営に携わるとともに、同じ集落の一人暮らしのお年寄り宅を月1回訪問しており、「お年寄りの笑顔がやりがいのもと」と言います。その他にも自発的に活動に取り組むメンバーが多く、交流活動の場は着実に地域に根付いてきています。

社協のひとこと

【南丹市社協】 地区独自で策定されている「住民福祉活動計画」をもとに、地区住民の声や思いを大切に活動が展開されています。今後も「つながる」「支え合う」地域を推進協とともにつくっていきたいです。 坂本 暁人さん