最終更新日 2023.3.30

サンクスギビングデーって何の日?由来やどんな風に過ごすか知りたい!

サンクスギビングデーって何の日?由来やどんな風に過ごすか知りたい!

ハロウィンが終わると、アメリカやカナダでは「サンクスギビングデー(感謝祭)」がはじまります。日本では親しみが少ないですが、この日は家族や友人が集まってごちそうを囲み、皆で楽しく過ごす大切な祝日です。今回は、サンクスギビングデーの歴史や由来、また現代の過ごし方や定番のアメリカ料理レシピなどをご紹介します。

  • 目次
  • サンクスギビングデーの由来や歴史は?
  • サンクスギビングデーの過ごし方は?
  • 定番はアメリカの家庭料理!
  • ローストターキー
  • クランベーリーソース
  • グレービーソース
  • マッシュポテト
  • コーンブレッド

サンクスギビングデーの由来や歴史は?

ハロウィンが終わり11月に入ると、アメリカやカナダでは「サンクスギビングデー(感謝祭)」というビッグイベントがはじまります。日本では親しみが少ないですが、アメリカでは17世紀から続く伝統的な行事であり、家族や友人と過ごすために帰省する人が1年で1番多いと言われています。まずは、その歴史や由来についてご紹介しましょう。

サンクスギビングデーのはじまりは、17世紀までさかのぼります。1620年11月、メイフラワー号に乗った清教徒(ピルグリム)たちは、イギリスから2ヶ月ほどの航海を経てアメリカ大陸に到着しました。

しかし、彼らを待ち受けていたのは寒さの厳しい冬です。十分な食べ物がなく苦しい生活を強いられた彼らに、救いの手を差し伸べたのは先住民であるネイティブ・アメリカンでした。ネイティブ・アメリカンは彼らに食料を分け与え、農作物の作り方など大自然の中で生きる知恵を伝授します。

翌年の11月、清教徒たちは冬を越すために十分な農作物を収穫することができました。そこで、彼らはネイティブ・アメリカンを招いて祝宴を開き、初めて収穫した農作物や山で獲った七面鳥などをテーブルに並べ、皆で神の恵みに感謝を捧げたそうです。これが、サンクスギビングデーのはじまりと言われています。

サンクスギビングデーの過ごし方は?

サンクスギビングデーは11月の第4木曜日と決められており、翌日の金曜日はほとんどの会社が休みになるため、この週は木〜日曜日までが4連休となることも多いです。

現代のサンクスギビングデーは、家族や友人たちが楽しく過ごす大規模なホームパーティーのような感じで「サンクスギビング・ディナー」と呼ばれるアメリカの伝統的な家庭料理を囲みながら、皆でゆっくりと過ごすのが一般的なんだとか。普段会えない人たちと近況報告をしたり、ソファに座ってアメリカンフットボールを観戦したりと、どこか日本のお正月に似たような雰囲気があるのかもしれませんね。

また、ニューヨークでは「メイシーズ・サンクスギビングデー・パレード」が毎年開催されます。これは1924年にはじまった歴史あるパレードで、とても大きなバルーンがニューヨークの街中を練り歩き、当日は街が人で溢れかえるくらい大盛況になるのだとか。パレードには毎年新しいバルーンが登場しますが、アメリカのマスコットはもちろん、日本の人気アニメキャラクターが登場することがあるそうですよ。

定番はアメリカの家庭料理!

先ほどご紹介したように、サンクスギビングデーはアメリカの伝統的な家庭料理をいただくのが一般的です。具体的にどのようなものがあるのか、以下で見てみましょう!

ローストターキー

サンクスギビングデーのメインディッシュは、大きなローストターキー(七面鳥の丸焼き)です。5〜12kgほどあるターキーの中にスタッフィング(具材)を詰め、オーブンで数時間かけてじっくりと焼きあげます。また、ターキーの鎖骨である「ウィッシュボーン」が見つかったら、2人で骨の両端を持って願いごとをします。パキッと折って長い方を持っている人は、その願いが叶うと言われているそうですよ。

クランベーリーソース

ローストターキーには、クランベリーソースをかけていただくのが定番です。肉料理に甘いソースを合わせるとは驚きですが、クランベリーの甘酸っぱさがターキーにとてもよく合います。

グレービーソース

もうひとつ、人気のソースはグレービーソースです。こちらはターキーの肉汁に塩こしょうやバターを加えて味を調えたもので、ターキーやマッシュポテトなどにたっぷりとかけていただきます。

マッシュポテト

ローストターキーの付け合わせは、マッシュポテトがお馴染みです。バターや牛乳を加えたなめらかな口当たりは、まさにアメリカの家庭の味!ほかにもグリーンピースやにんじん、マッシュルームなど、さまざまな野菜を付け合わせとしていただきます。

コーンブレッド

コーンブレッドとは、コーングリッツで作る素朴な味わいのパンのことです。アメリカではとても人気があり、バターをたっぷりと塗っていただくのが定番です。

パンプキンパイ

サンクスギビングデーのデザートは、パンプキンパイやアップルパイ、ピーカンパイ、スイートポテトパイなど、秋の味覚を使ったパイが定番です。なかでもパンプキンパイは人気が高く、アメリカではシナモンやクローブなどスパイスを加えて風味豊かに仕上げます。

サンクスギビングデーに!アメリカの家庭料理レシピをご紹介

サンクスギビングデーについて詳しく知ると、アメリカの家庭料理を食べてみたくなりますよね!しかし、日本では七面鳥が手に入りにくいので、今回は丸鶏を使ったローストチキンなど、身近な食材で手軽に作れるレシピをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

パーティに 野菜たっぷり丸ごとチキン

野菜をぎっしりと詰め込んだ、本格ローストチキンです。丸鶏をオーブンでじっくりと焼くと、外はパリッ中はしっとりとした食感に仕上げることができます。グレービーやクランベリーなど、お好みのソースでお召し上がりくださいね。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

定番のマッシュドポテトの作り方

ローストチキンの付け合わせに、クリーミーなマッシュポテトはいかがでしょうか。ゆでたじゃがいもを潰して塩こしょうと牛乳、バターを加えるだけと、簡単に作ることができますよ!ハンバーグやステーキなど、さまざまな料理の付け合わせにぴったりなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

本格的なグレイビーソースでジューシーステーキ

本格的に作ると手間のかかるグレービーソースを、短時間で手軽に作れるようにアレンジしました。ローストチキンで作る場合は、天板に残った肉汁をソースに加えると旨味がグンとアップします。マッシュポテトにたっぷりとかけて、そのおいしさを堪能してみてくださいね。

※こちらのレシピは、はちみつを使用しております。 1歳未満(乳児)のお子様はお召し上がりにならないようご注意ください。 はちみつは、砂糖でも代用できます。それぞれ種類によって甘さが異なりますのでお好みで調整してください。

やさしい甘味 コーンブレッド

アメリカの家庭の味といえば、やさしい甘味のコーンブレッド。ほんのりと甘く素朴な味わいは、毎日の食事にぴったりです。材料を混ぜて焼くだけと簡単なので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

手作りの優しい甘さ パンプキンパイ

冷凍パイシートで簡単に作れる、パンプキンパイです。こちらのレシピでは、かぼちゃにクリームチーズを合わせて、ほっくりと甘くクリーミーな味わいに仕上げました。焼きたてをサクッと頬張れば、そのおいしさに驚くこと間違いありませんよ!

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

シンプル アップルパイ

りんごの甘味を活かした、シンプルな味わいのアップルパイです。具材はりんごのみとシンプルですが、焼きたてはサクッと香ばしく、りんごがじゅわーっととろけてたまらないおいしさ!手作りならではのおいしさを、ぜひお楽しみくださいね。

サンクスギビング・ディナーを楽しんでみよう!

今回は、サンクスギビングデーの歴史や由来をはじめ、現代の過ごし方やアメリカの伝統料理、そのレシピなどをご紹介しました。サンクスギビングデーとは、アメリカやカナダで17世紀から続く伝統行事であり、家族や友人たちがご馳走を囲みながら楽しく過ごす大切な祝日です。日本では親しみが少ないかもしれませんが、ホームパーティーの際はぜひこちらのレシピを参考にして、家族や友人たちと楽しいひとときをお過ごしくださいね。

人気のカテゴリ