名古屋市科学館の理工館・天文館は、1963年の開館。以来、多くの来場者を迎えてきましたが、建築後約50年経過した建物は、老朽化などの課題がありました。大規模な改築整備が行われ、装いも新たな名古屋市科学館新館は、2011年に誕生しました。
印象的な外観の大きな球体の中にあるプラネタリウムでは、複数の高解像度のプロジェクターや立体的な音演出を可能にする音響システム駆使し、光ファイバーを使用した最新技術で、より本物に近く美しい星空を再現します。迫力と臨場感ある映像と音が、世界最大のドーム(直径35m)全天に繰り広げられ、広大な宇宙のスケールが実感できます。
その大きな星空を見上げやすくするため、左右各30度回転するオートリターン機構付きリクライニングシートを350席納入しました。1席1席が独立しているため出入りがしやすく、ゆったりとしたイスは快適性が格段に向上。また、座面の高さや奥行きも、子供から大人まで全ての世代の来場者が満足できる寸法に設定されています。オープン時には、新館オープンを心待ちにしていた多くの市民が来場しました。これからも名古屋市科学館を訪れる多くの人に、五感を刺激する展示内容で科学の面白さを伝えていきます。
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