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ラスコー洞窟壁画発見80年 - 古代文明、歴史、文化
特集270 ラスコー洞窟壁画発見80年 - 古代文明、歴史、文化(2020年9月17日〜2020年9月29日 ホーム掲載)
1940年9月12日、フランスのモンティニャック村の少年が、ラスコー洞窟で壁画を発見。先史時代、オーリニャック文化の壁画で、フランコ・カンタブリア美術とも呼ばれる。2万年前の後期旧石器時代のクロマニョン人によって描かれていたとされる。クロマニョン人の骨が発見されたクロ=マニョン岩陰遺跡のある「ヴェゼール渓谷の先史的景観と装飾洞窟群」に属している。後期旧石器時代は旧石器時代の3番目の区分で、概ね現代的行動の出現に合致し、農業の出現以前の5万年前から1万年前に遡るとのこと。オーリニャック文化では他に「ヴィレンドルフのヴィーナス」が有名で、「ヴィレンドルフの女」としても知られる。1908年に、オーストリアのヴィレンドルフ近郊で発見され、女性の裸体をデフォルメした高さ11センチ程の彫像で、紀元前2万5千年頃に作られたと見られている。2017年にイタリアの芸術家ラウラ・ギアンダさんが画像をFacebook上に投稿したが、「危険なポルノ」として削除されたとのことで、検閲に反発。展示するウィーン自然史博物館もこれを批判。後にFacebook社は謝罪し承認した。
書籍一覧
新しい考古学と古代マヤ文明
(ジェレミー・A.サブロフ 著 ; 青山和夫 訳)
古代エジプト文明と女王 国立カイロ博物館展 女神イシスからクレオパトラまで
中洋の歴史と文化 -杉勇古代オリエント学論集-
(杉 勇)
【未読品】日本民族・文化の生成
(永井昌文教授退官記念論文集刊行会;九州大学医学部解剖学第2講座【編】)
シリア・デデリエ洞窟 ネアンデルタール人の復活
(仙台市富沢遺跡保存館編)
ポンペイの壁画展-2000年の眠りから甦る古代ローマの美
(横浜美術館編)
未知の古代文明ディルムン -アラビア湾にエデンの園を求めてー
(ジョフレ・ービビー著)
世界最大の謎 失われた文明の謎に挑む
(フィリップ ウィルキンソン)
インディオの世界 : アメリカ大陸に花開いたアステカ、マヤ、インカの文明
(エリザベス・バケダーノ 著 ; リリーフ・システムズ 訳)