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2023.01.16 11:32

声優・江口拓也「振り切った悪役楽しんだ」 「魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編」

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 江口拓也。「ヘルパートのせりふにも、物語を読み解く鍵がたくさん隠されている。一言も聞き逃さないでください」

 声優の江口拓也が、テレビアニメ「魔術士オーフェンはぐれ旅 アーバンラマ編」(TOKYO MXなどで1月18日放送開始)で、新キャラクターのヘルパートを演じた。「無慈悲に人を傷つける、恐怖の象徴のような存在。振り切った悪役を自分なりに楽しみました」


 原作は25年以上にわたって人気を集めるライトノベル。2020年に始まったアニメシリーズの第3弾となる。中学時代から作品を知っているという江口は「当時はまさか自分が声優になって、オーフェンのアニメに出るなんて想像もしていなかった」と振り返る。


 作品の魅力として「難解な世界観」を挙げた。謎の用語やキャラが次々に登場し「まるでゲームを攻略するように読み解く過程が癖になる。僕らの世代に『異世界ファンタジー』の面白さを教えてくれた作品の一つです」と力説する。


 ヘルパートもそんな謎めいたキャラの1人。ある使命のために主人公たちと対立するが「彼自身の意思や感情が全く見えない。機械のようにフラットな声を出し続けるのに神経を使った」。個の意思を超越して動くヘルパートの姿に「この世ならざるもの」の不気味さを感じてほしいという。


 実は江口自身にも「意思とは関係なく、ついやってしまう」行動が。「酔っぱらうと、なぜかベッド以外の場所で寝てしまう。目が覚めたらキッチンの床や、洗濯物の山の中にいたこともあります」と笑った。


 アニメ「SPY×FAMILY」のロイド役など、数多くの作品で主要キャラを担当する。多彩な役を演じるため、常に新しい経験をして「感情の幅を広げる」ことを心がけているという。「自分の中に積み重なった喜怒哀楽が、役を理解する最大の手掛かりになる。特に人との会話から得るものは多いです」


(取材・文=共同通信・高田麻美 撮影=平栗玲香)



 TOKYO MXのほかAT―X、WOWOW、BSフジでも放送▽Hulu、アマゾンプライムビデオなどでも順次配信予定

(c)KYODONEWS

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