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新年に向けてお目見えした「杉盛」=生田神社
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新年に向けてお目見えした「杉盛」=生田神社

 新年を前に、地域の安寧や五穀豊穣を願う正月飾り「杉盛」が27日、生田神社(神戸市中央区下山手通1)にお目見えした。神職ら約30人が約2千本の杉の枝を使って高さ約2・5メートルの飾りを作った。来年1月15日まで楼門前で参拝者を迎える。

 同神社には、約1200年前の洪水の際に倒れた松の木が社殿を壊したという言い伝えが残る。これにより松は不吉とされ、迎春準備で杉を飾る慣習が続く。

 この日は、わらを巻いた丸太を軸に杉の枝を飾り、縄と麻ひもで縛って球体に整えた。上部にはススキの穂や榊を組み合わせた「厄塚」を取り付け、楼門に垂らした12本のしめ縄と杉盛を結び付けて仕上げた。

 同神社権宮司の木田孝朋さん(61)は「行動制限がないお正月でにぎわいが予想されるが、新型コロナの感染対策を徹底し、気持ち良く参拝していただくよう準備したい」と話した。

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