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全身にやけどを負った男性を搬送しようとする救急隊員ら=13日午後4時16分、姫路市駅前町
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全身にやけどを負った男性を搬送しようとする救急隊員ら=13日午後4時16分、姫路市駅前町
救急隊員が駆け付け、多くの通行人で混乱する姫路駅前=13日午後4時14分、姫路市駅前町
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救急隊員が駆け付け、多くの通行人で混乱する姫路駅前=13日午後4時14分、姫路市駅前町

 13日午後4時ごろ、兵庫県姫路市駅前町、JR姫路駅の北駅前広場で「人が火だるまになっている」などと通報が相次いだ。県警姫路署や同市消防局によると、広場で男性が火に包まれており、駆け付けた警察官が消火器で消し止めた。男性は同県太子町に住む無職男性(55)で、全身にやけどを負い、搬送先の病院で約8時間後に亡くなった。

 同署によると、男性は救急搬送の際、「生きるのが嫌になった。自分で火を付けた」と話したといい、焼身自殺を図ったとみられる。現場にはライターやオイル缶のような物があった。男性は数年前から高齢の両親を1人で介護しており、県外に住む姉に「介護に疲れた」と話していたという。

 現場は、JR姫路駅前から姫路城まで延びる大手前通りの起点付近。当時は多くの観光客や買い物客がいて、消防車両なども集まり一時騒然となった。

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 自殺を思いとどまってもらおうと、公的機関や民間団体が相談窓口を開いている。

 兵庫県は、平日昼間は各地域の健康福祉事務所で、夜間や土日祝日は「いのちと心のサポートダイヤル」で電話相談に応じる。

 

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