藤尾伸二さんが発見したオニフスベ=朝来市山東町早田

 兵庫県朝来市山東町早田の畑でこのほど、農作業をしていた藤尾伸二さん(84)=同市=が、直径約25センチの球体のキノコ「オニフスベ」を見つけた。サッカーボールのような2個の白い球体に「こんな大きなキノコは初めて見た」と驚いていた。

 今月12日昼ごろ、畑を訪れた藤尾さんが、白い球体2個が転がっているのを発見した。前日には気付かなかったという。

 県森林林業技術センター(同県宍粟市)上席研究員の藤堂千景さんによると、マッシュルームと同じハラタケ科。夏の終わりから秋にかけて発生するといい、食べられるが美味ではないという。

 「最初はびっくりしたが、食べられると知ったらかわいく思えてきた。肉と一緒に炒めたらどうやろ」とレシピのアイデアを膨らませていた。(竜門和諒)