内容説明
四国・松山を舞台に高校女子ボート部員たちの熱い青春を描いた受賞作。96年7月に同タイトル『がんばっていきまっしょい』単行本化(マガジンハウスより)。のち98年に映画化、2005年にテレビドラマ化および文庫化(幻冬舎文庫)され話題となった。その後の作品に『明日は明日のカキクケコ』(マガジンハウス)などがある。「がんばっていきまっしょい」は2012年2月に電子書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だるちゃん
5
がんばっていきまっしょい!このタイトルの響きが好きで、手に取りました。純度100パーセントの青春小説で、登場人物達がうらやましかったです。希望が溢れた終わり方で、話の続きが気になりました。2019/09/27
Tomo I
3
kindleにて。女子ボート部員たちの熱い青春。作者のデビュー作でもあるためか、淡々と余計な描写無しに進んでいく感じ。まるでノンフィクションのよう。合宿とか、懐かしい響きだなー。 2018/11/20
神在月
3
映画は多分公開当時に観てる。主演の田中麗奈って変わった顔立ちだなぁと思ったら、あっという間にきれいになっていったのでびっくりした印象しかない。これって坊っちゃん文学賞だったのか~。著者と俺は同世代だ。「16歳から18歳までの千日は命が凝縮された眩しいほどの輝きを放つ…」本当にその通りだと思う。女子ボート部に捧げた青春を真正面から何の衒いもなく描いたド直球青春小説の永遠の輝きの前にその時代を浪費してしまった俺は忸怩たる思いにとらわれながら読んだのであった。2018/10/15
おぎわら
3
出張で松山に行き懐かしくなり再読。 硬質の短いきびきびした文章、端的な表現で切取っていく主人公の心情風景は、シャープな線で描かれた鉛筆画のよう。 前半が95年の『坊っちゃん文学賞』受賞作だが、後に続編「イージーオール」を加えて96年に単行本化。受賞作だけ読んでも成立する青春小説の佳作だが、後編を加えてより説得力のある、奥行きのある作品になっている。2014.8.122014/08/10
おぎわら
3
古本屋で見かけて購入。2005年にテレビドラマ化。良いドラマだった。主題歌はaikoのキラキラ。原作も素晴らしい。無人島に流れるとしたら、必ず持っていきたい1冊。★★★★★ (2016.12.1記)2006/03/03