内容説明
日本の軍歌はいつ、どのようにして生まれたのか。そもそも軍歌とは何か。幕末維新から明治、大正、昭和という近代日本の歩みのなかで、軍歌が担った役割と歴史を徹底的に検証し、戦争の時代のなかで音楽がどのような運命をたどったかを考察する。
目次
第1章 軍歌はどのようにして生まれたか?
第2章 軍歌が伝えようとしたもの
第3章 軍歌はどのようにして広まったか?
第4章 みんなが軍歌を歌っていた時代
第5章 なぜ哀調の軍歌なのか―統制と抵抗のはざまで
第6章 軍歌の戦後―郷愁と追慕からの出発
第7章 戦争の時代と音楽―軍歌を通して日本の音楽文化を考える
著者等紹介
小村公次[オムラコウジ]
1948年、島根県生まれ。広島大学教育学部音楽科卒業。1976年、第1回『音楽現代』新人評論で第一席入選。以後、オペラとオーケストラ、および日本の作曲活動を中心として音楽批評活動をおこなう。現在、クリティーク80同人、『日本のオペラ年鑑』編纂委員、ミュージック・ペンクラブ・ジャパン会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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