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海外炭が日本を救う―エネルギー屋の五〇年

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309251684
  • NDC分類 543.4
  • Cコード C0054

内容説明

1973年のオイルショックに先駆けて、電源開発(株)ではあるプロジェクトが立ち上げられた。「安い海外炭による火力発電所の建設」。石油が安価なエネルギーとして主役の座を占め、国内炭生産が縮小の一途を辿っていた当時にあって、これは発想のコペルニクス的転換だった。30年たった現在、海外炭は日本の第一次エネルギーの2割を支え、東アジアでは石炭マーケットが形成されている。この大規模プロジェクトを立案・指揮した著者が初めてその経緯を公開し、これからのエネルギー対策を提言する。

目次

第1章 国策会社第一期生
第2章 極秘プロジェクト始動
第3章 海外炭をもとめて
第4章 開発輸入への道
第5章 ブレアソール炭鉱開発プロジェクト
第6章 トルコBOTプロジェクト
第7章 青春の日々

著者等紹介

村井了[ムライサトル]
1927年(昭和2年)京都生まれ。44年、高等商船学校に入学、翌年、終戦により中退。46年、東京商科大学予科入学。在学中からユネスコ民間活動に従事し、52年の日本のユネスコ加盟に奔走する。53年、東京商科大学(一橋大学)を卒業し、同年、電源開発(株)に新卒第1期生として入社。水力、火力、原子力の各部門に勤務した後、73年、第一次オイルショック直前に、海外からの輸入炭による火力発電という、当時では常識破りのプロジェクトを企画、日本のエネルギー危機の回避に貢献する。このプロジェクトの成功により、国内国外で同様の海外炭プロジェクトが企画され、東アジアに石炭マーケットが形成される。82年、理事就任、86年、代表取締役常務就任。92年に退任後、EPDC海外炭(株)会長に就任。また日本ユネスコ協会連盟理事長として、世界遺産と世界寺子屋活動を主導する。現在は顧問
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2022/08/16

HARU

0
輸入一般炭の導入当初は原料炭の輸送フロー、取引ルートを利用。筆者はアンチ商社であった模様。ハンターバレーでもマウントアーサーサウスの話があったがブレアソールを選択した理由は不明。石油に勝ち石炭復権、火力発電の巨大化をもたらした筆者の功績は大きい。2016/09/04

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