森山直太朗さんの人生が詰まったデビュー20周年アルバム『素晴らしい世界』

唄い生き見つけたもの

森山直太朗デビュー20周年オリジナルアルバム『素晴らしい世界』。リリースに寄せた本人のメッセージには「森山直太朗の20年が、人生が詰まっていると言っても過言ではない」とある。

デビュー翌年に「さくら（独唱）」がヒット。以来、唄うことを通し、現代を生きる人の感情に寄り添い、励まし、発見を与えてきた。


この2年は、パンデミックにより立ち止まることを余儀なくされ、さらに2021年は、自身が新型コロナに罹患。孤独と不安、闇と向き合い、改めて自らの中に見つけた命あることへの喜びと幸福感。それを表現したのが、リード曲の「素晴らしい世界」だ。

短い作品が好まれる時代にあって、7分半と長めの楽曲。声や多様な楽器の音、音質が用いられ、宙を彷徨う感覚を呼び起こす。

もう一つのリード曲「愛してるって言ってみな」は、ポップな曲調の中に、伝えたいことを言葉にする大切さを訴えるメッセージが託されている。

2022年6月より、ストリートライブをしていた原点、吉祥寺から始まる“全国一〇〇本ツアー”を行う。

森山が20年間、唄い生きる中で見つけたものを、惜しみなく私たちと共有してくれる。

森山 直太朗（もりやま・なおたろう）
1976年東京都出身。大学時代から本格的にギターと作曲を始め、ストリートやライブハウスでの活動を経て、2002年メジャーデビュー。独自の世界観を持つ楽曲、唯一無二の歌声が幅広い世代から支持されている。