横浜DeNAは10日、横浜高出身の後藤武敏内野手(38)と、加賀繁投手(33)が今季限りで引退すると発表した。本拠地最終戦となる22日の中日戦を両選手の引退試合とする見通し。
後藤は横浜高の中軸として1998年に松坂大輔(中日)らと春夏甲子園制覇。法大を経て2002年に自由獲得枠で西武に入団し、11年オフにトレードで横浜(現横浜DeNA)に移籍。14年には68試合で7本塁打、31打点を記録したが、近年は出場機会が減少し、プロ16年目の今季はここまで1軍出場なし。通算617試合で打率2割5分5厘、52本塁打、184打点。
加賀は09年のドラフト2位で住友金属鹿島から入団。12年には61試合で26ホールドを記録するなど中継ぎとして活躍したが、今季は8試合登板にとどまっていた。通算278試合で12勝22敗72ホールドの成績を残した右腕は「楽しい思い出より、リハビリに取り組んだ記憶が残る。温かい声援をもらい、力以上のものを試合で出すことができた」などとコメントした。
「完走するのが責任」
8日のベイスターズ総合グラウンド。2軍の仙台遠征に帯同せず、後藤は横浜高の後輩倉本と共に汗を流していた。
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