横須賀市の平作川で20日午後、コイが大量に死んでいるのを住民が見つけ、市に通報した。市は、近くの建設工事現場から粘土鉱物が流入したことが原因とみている。
現場は、同市小矢部1丁目と公郷町2丁目の境を流れる一帯。大量に浮いているコイなどを住民が見つけ、午後3時ごろ市に連絡した。同川を所管する県横須賀土木事務所が、死んだコイ42匹を回収した。
市は、近くで建設中の商業施設の工事現場から、くい打ちの作業で使っていた粘土鉱物が雨水管線に流入しているのを確認。同管線を介し、同川に濁水が流れ込んでいた。施工業者に作業を中断させ、流入物質の回収などを行ったという。
【神奈川新聞】