「独立愚連隊」や「日本のいちばん長い日」などで知られる日本映画の岡本喜八監督(1924~2005)を語る「没後10年 岡本喜八の映画世界」が9日、川崎市多摩区の専修大学生田キャンパス10号館で開催される。
同大人文科学研究所が主催する2015年度第1回公開講演会。講師には、岡本監督の妻で、岡本作品のプロデューサーでもあった岡本みね子さんを招き、同大商学部の小山太一教授が聞き手を務める。
岡本監督は、細かいカットを重ねてリズム感のある斬新な作風で銀幕を彩った日本映画界の鬼才。最も身近な存在として岡本作品の現場にいたみね子さんが、作風の変遷や特徴的なトピックスなどを話す。
岡本監督は生前、多摩区に住み、同キャンパスの最寄りの向ケ丘遊園駅近くにプロダクションを構えていた。みね子さんは映画監督・中みね子として5月23日から、オリジナル脚本による初の監督作品「ゆずり葉の頃」の公開(岩波ホール)を控えている。
午後3~5時。入場は無料だが、事前に申し込みが必要。定員260人(先着順)。住所、氏名と「人文科学研究所第1回公開講演会申し込み」と明記し、メール(jinbun@isc.senshu-u.ac.jp)、ファクス(044・900・7836)、郵送(〒214-8580、川崎市多摩区東三田2の1の1、専修大学人文科学研究所)のいずれかで申し込む。