特集 裁判員制度

裁判員制度前に親子イベント

 裁判員制度の開始を控え、東京地裁は5月16日、裁判所や制度に親しみを感じてもらおうと、小・中学生と保護者に裁判員裁判用法廷の見学などをしてもらうイベントを実施した。計185人の親子が参加、法服を着ての写真撮影や記念スタンプラリーを楽しんだ。
 イベントは午前と午後の2回で、実際の裁判員選任手続きに使われる裁判員候補者待合室や質問手続き室を見学した。
 大型モニターが設置された裁判員裁判用の法廷では、被告人や検察官などに扮(ふん)した地裁職員が公判の様子を実演し、神田大助判事が刑事裁判の流れを説明。小・中学生は「裁判官と裁判員の意見はどちらが優先するの」「裁判員制度は日本だけにあるの」などと質問していた。
 小学5年の谷拓郎君(10)は「将来、裁判員に選ばれたらやる。だけど、自分から進んではやりたくない」と笑顔。小学4年佐藤世渚ちゃん(9)は「やってみたい」と話した。

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