実物大人工衛星がずらり=筑波宇宙センター特集

ETS-Ⅷ「きく8号」の40分の1モデル。2006年12月18日、種子島宇宙センターからH-ⅡAロケット11号機により打ち上げられた8番目の技術試験衛星で、携帯電話やモバイル機器など通信需要の増大へ対応する静止軌道衛星。この衛星は2つの大型展開アンテナと2つの太陽電池パドルを持ち、大型展開アンテナ1枚の面積はテニスコート1面分ほどになる。端から端までが40メートル、重量約3トンで、静止衛星としては世界最大級のサイズとなる。東日本大震災の災害対策支援の一環で、「きく8号」を用いたブロードバンド環境を岩手県大船渡市や大槌町に提供し、被災地でのインターネットによる情報収集や情報発信に利用されてきた。その後、宮城県の女川町へ通信回線を提供してきたが、地上通信インフラが回復したため同町からの申し出により人工衛星回線の提供を終了した(茨城県つくば市)(2012年04月25日) 【時事通信社】

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