金正日政権の積極外交期 南北会談から小泉訪朝まで・平壌の街角 00-02 写真特集

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 南北共同宣言の署名前、喜びの表情を示す金大中韓国大統領(左)と北朝鮮の金正日総書記=2000年6月、平壌【AFP=時事】


 国家指導者として表舞台に立った金正日氏がまず取り掛かったのが、冷戦の終結以降、孤立が深まっていた国際社会における関係の改善だった。
 韓国では1998年に金大中政権が誕生。この革新系新政権は、民族の和解と協調を目指す「太陽政策」を推し進め、2000年6月、分断以降初となる南北首脳会談が平壌で開催された。以降、南からの経済協力が大きく拡大し、構造的な経済危機からの脱出に寄与する一方で、核やミサイルの開発余力を与えることにもなった。

◇荒巻 正行(あらまき・まさゆき)氏
 記録写真家・東アジア学研究者。1968年生まれ、大阪府出身。米メリーランド大カレッジパーク校人文学部東アジア研究学科卒。中国・首都貿易大大学院留学。早稲田大大学院修了、修士(国際関係論)。北京を拠点に研究活動を行い、97年から20年にわたって北朝鮮での現地調査・映像記録を続けている。

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