日本発の高級ブランドを 羽田未来総合研究所の大西洋社長
「日本発のラグジュアリーブランド確立を目指す」と意気込むのは、羽田未来総合研究所(東京)の大西洋社長(68)。羽田空港に12月、全国で見いだした現代的でハイセンスな伝統工芸品の店を開く。例えば衣料品の多くは10万円以上で、「生産者にしっかり還元する」という。
社長を務めた三越伊勢丹ホールディングス時代から「日本の小売業界は欧米の高級ブランドに依存し過ぎ」との思いを抱く。「日本にはいいものがたくさんある。供給網を改革し、地方創生につなげたい」と強調。「インバウンド(訪日客)が産地に関心を持てば、観光振興にもなる」と構想は広がっている。