• X
  • facebook
  • hatena-bookmark
  • コメント

16歳差コンビで混合銀 ベテラン古川とホープ野田―アジア大会・アーチェリー

配信
アジア大会のアーチェリー混合リカーブ決勝、矢を放つ古川高晴(右)。左は野田紗月=4日、中国・杭州

アジア大会のアーチェリー混合リカーブ決勝、矢を放つ古川高晴(右)。左は野田紗月=4日、中国・杭州

 パリ五輪代表入りを決めている2人で臨んだ混合リカーブ。6大会連続五輪代表の39歳古川と女子のホープ、23歳の野田。経験と勢いを兼ね備えたペアが、日本に銀メダルをもたらした。

 台湾との準々決勝。硬さの見える野田に古川が声を掛け続けた。「いつも通り、思い切り打てば大丈夫」。調子を取り戻した野田は、2―4の劣勢で迎えた最終セットで10点を連発。シュートオフの末に勝利し、「言葉が落ち着きにつながった。緊張を集中に持っていけた」と振り返った。

 若い力は勢いに乗り、6―0で快勝した準決勝のイラン戦でも躍動。決勝は強豪韓国の前に屈したが、チームを引っ張る活躍に、古川も「僕がいい状態ではない中、助けてもらった」と感謝の言葉を並べた。

 近大の先輩、後輩でもある2人。今夏の世界選手権で古川は男子団体で、野田は個人でいずれも3位に入り、パリ行きを決めた。混合は本番でもこのペアで臨む可能性がある。互いについて「信頼できるパートナーになりそう」と古川が言えば、野田も「大学に入ってからずっと見ている先輩。安心感がある」。年の差はあれど、チームワークは深まっている。 (時事)

最終更新:

関連記事

こんな記事も

スポーツ総合

ページの先頭へ
時事通信の商品・サービス ラインナップ