グループ発足から10年が過ぎ、世代交代が進んで「第2章」に入ったAKB48グループ。そのかじ取り役を務める横山由依さんは2015年12月8日、2代目の総監督に就任した。「メンバーと一緒の目線で、同じ気持ちを味わいながら前へ進みたい」と総監督としての心構えを語る横山さん。就任から3カ月近くが過ぎる中で行ったインタビューの内容を、前後編2回にわたって紹介する。
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―1年間の「修行期間」を経て総監督に就いて、手応えはいかがですか?
おととしの12月に次期総監督に指名され、昨年12月8日の「AKB48劇場10周年記念特別公演」で引き継ぎをして、総監督になりました。12月6日には「AKB48劇場オープン10年祭」でOGと一緒にステージに立たせてもらったので、その時に強く感じたことを8日のスピーチで話したんですね。「AKB48のライバルはAKB48。今までのAKB48を追い越すために頑張っていきたい」と言いました。
いざそこから自分の総監督生活が始まってみると、「今までの1年間は何だったんだろう」と思うくらい悩んで、挫折の毎日でした。
コンサートでは、今までたかみな(高橋みなみ)さんが担当していた最後の曲振りや、締めのコメントをやらせていただいたけれど、「たかみなさんみたいに全然うまくできないなあ」と思っては泣いていました。
―昨年12月末には、「個人的にはすごく悩んだ1年だった」と発言していましたね。
あの時は、自分がトークをうまくできないことに悩んでいるのだと考えていたんですよね。でも、言葉がうまく出てこないのは、気持ちが備わっていなかったからなのかもしれません…。
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