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2023.10.18

【国際ナマケモノデー】豆知識&全国のナマケモノに会えるおすすめ動物園を紹介!

2023年10月21日(土)が「国際ナマケモノデー」というのをご存知ですか?ナマケモノの生態とその生息地、自然環境に対する興味・意識を高めてもらうための活動をする日として、毎年10月の第3土曜日が制定されています。

今回は「国際ナマケモノデー」にあわせて、知っていればじっくり観察したくなる豆知識と、日本でナマケモノ(フタユビナマケモノ)に会えるおすすめの動物園を紹介します!

※この記事は2023年10月16日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。

知っているとナマケモノに会いたくなる豆知識3選

ナマケモノは毛をとり除くとガリガリ!?

ナマケモノ

ナマケモノは全身が毛で覆われていて体にボリュームがあるように見えますが、筋肉量が少ないので実際はとても痩せています。例えばフタユビナマケモノの場合、同じく樹の上で葉を食べて生活するコアラと比べて、体が大きく見えても実際の体重は軽い場合が多いのだそうです。

もしナマケモノの毛をとり除いたら、ガリガリな見た目に驚いてしまうかもしれません。しかし、筋肉量が少ないからといって弱い動物という訳ではなく、少ない食事量や運動量で効率的に生きる、省エネの工夫がいっぱいの興味深い動物なのです。

日本の動物園のナマケモノは動きが速い

ナマケモノ

一般に知られているナマケモノは、ほとんど動かず、動いてもとてもゆっくりで穏やかな気性の生き物というイメージですが、それはミユビナマケモノという種類のナマケモノです。野生のノドジロミユビナマケモノ8個体を24時間、10分おきに観察したところ、平均81%が「動いていない」という結果が出たほど動きが少ない動物です。

それと比べて、日本の動物園で見られるフタユビナマケモノは本来動きが速く気性が荒いのだそう。フタユビナマケモノは夜行性のため昼間は寝ていることも多いようですが、動物園で観察していると思いのほか速く動くナマケモノを見られるかもしれません。

ナマケモノはウンチの時だけわざわざ樹から降りる

ナマケモノ

ナマケモノは一生のほとんどを樹の上で過ごします。動物園で飼育されている場合は食事の時に降りる場合もあるものの、野生の場合は主食が葉っぱなので食事も樹の上、交尾や出産の時ですら樹の上で行います。しかし、週1回くらいのペースで行う排便だけは樹から下りて行います。動物園でもなかなか見られないので、見られたらとってもラッキーです。

野生でも天敵に襲われるリスクを冒してわざわざ樹から下りるのだそうです。ナマケモノは被毛に小さなガが棲んでおり、共生関係にあります。排便のために樹から降りるのは、ガが糞に卵を産み付けるのを容易にするためだとする説が出ているそうです。

ナマケモノに会える!おすすめ動物園

那須どうぶつ王国【栃木県】

那須どうぶつ王国
ナマケモノ展示場
那須どうぶつ王国
ぶら下がったままエサを食べる「マロロ」
那須どうぶつ王国
くりくりの目をした「コロロ」

那須の広大な自然の中、生き生きとしたたくさんの動物を見て、触れあえる動物園。エサやり体験やパフォーマンスが毎日開催されており、動物本来の能力や知能の高さが間近で観察できるのが魅力です。

ナマケモノの展示場では、ナマケモノとの間にガラスなどの仕切りがない状態で観察できます。オスの「コマ」、メスの「マロロ」、そして2頭の子どもである「コロロ」の3頭が暮らしており、日によって展示場に出ている個体は変わります。「国際ナマケモノデー」には、那須どうぶつ王国のYouTubeチャンネルで、ナマケモノの特別な動画が公開される予定です。

■那須どうぶつ王国
[TEL]0287-77-1110
[住所]栃木県那須郡那須町大島1042-1
[営業時間]【平日】10時~16時30分【土・日・祝】9時~17時(最終入場 16時30分)※時期により異なる
[定休日]水(春休み・GW・夏季・祝日除く)※時期により異なる。冬季期間(2023年12月8日~2024年3月15日)は不定休。詳細は公式HPを確認
[料金]【入国料】中学生以上2600円、3歳~小学生1200円、2歳以下無料
[アクセス]【車】東北道那須高原スマートICより15分
[駐車場]2000台(1000円)
「那須どうぶつ王国」の詳細はこちら

埼玉県こども動物自然公園【埼玉県】

埼玉県こども動物自然公園
サンルームからロープを伝って出てくることもある
埼玉県こども動物自然公園
ぱっちりとした目の「ユウキ」
埼玉県こども動物自然公園
「ノン」は3回の出産経験があるお母さん

比企丘陵の豊かな自然に囲まれた「埼玉県こども動物自然公園」は、東京ドーム10個分ほどの広さがある園内に約160種の動物が暮らしています。動物の近くまで行けるウォークインタイプの施設が各所にあり、乗馬や乳しぼり、エサやりなどの体験も豊富です。

現在飼育しているナマケモノは、フタユビナマケモノのオス「ユウキ」とメスの「ノン」です。コアラ舎外放飼場のサンルームで暮らす「ノン」は体が大きく気が強めな性格。暖かい時期の日中、天気が良ければ窓を開け、「ノン」が好きな時にロープで伝って窓から外の木へ行けるようになっています。時には来園者の真上を移動していく様子が見られることもあるそうです。「ユウキ」は体が小さめでのんびりおっとりした性格。普段は「ノン」のいるサンルームの奥の部屋で生活しています。

■埼玉県こども動物自然公園
[TEL]0493-35-1234
[住所]埼玉県東松山市岩殿554
[営業時間]【2月1日~11月14日】9時30分~17時(最終入園16時)【11月15日~1月31日】9時30分~16時30分(最終入園15時30分)
[定休日]月(祝日の場合は開園)、12月30日~1月1日
[料金]【入園料】高校生以上700円、小・中学生200円、未就学児無料
[アクセス]【電車】東武鉄道高坂駅より川越観光自動車バス鳩山ニュータウン行きで約5分※こども動物自然公園下車徒歩すぐ【車】関越道東松山ICより10分・鶴ヶ島ICより20分
[駐車場]750台(600円)
「埼玉県こども動物自然公園」の詳細はこちら

千葉市動物公園【千葉県】

千葉市動物公園
広いバードホールのどこにいるか、見つけてみよう
千葉市動物公園
「テラス」とその子どもの「ひなた」

レッサーパンダの「風太くん」で話題になった動物園。チーターやライオン、国内では珍しいサル類の展示をはじめ、100種以上の動物が飼育されています。

3頭のフタユビナマケモノは、動物科学館内にあるバードホールで観察できます。それぞれお気に入りの休息場所があり、動く姿がなかなか見られないこともあるようです。しかし、熱帯雨林を再現した展示を行っているバードホールでは、1日に1回スコールが降ります。スコールが降るタイミングには、フタユビナマケモノの動いている姿を見ることができるかもしれませんよ。

2023年5月にはフタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生しました。現在すくすく成長中なので、ぜひ可愛い姿を見に足を運んでみてくださいね。

■千葉市動物公園
[TEL]043-252-1111
[住所]千葉県千葉市若葉区源町280
[営業時間]9時30分~16時30分(最終入園16時)
[定休日]水(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日
[料金]【入園料】高校生以上700円、中学生以下無料
[アクセス]【電車】千葉都市モノレール動物公園駅より徒歩1分【車】京葉道穴川ICより6分・穴川東ICより5分、東関東道千葉北ICより11分
[駐車場]1569台(700円)
「千葉市動物公園」の詳細はこちら

伊豆シャボテン動物公園【静岡県】

伊豆シャボテン動物公園
動物ガイドを聞きながらボートで周遊する「アニマルボートツアーズ」
伊豆シャボテン動物公園
起きている姿が見られたらラッキー

世界各国から集められた約1500種類のサボテンや多肉植物が展示され、約140種類の動物たちが暮らしている「伊豆シャボテン動物公園」。園内中央にある池の島や沿岸を、動物ガイドを聞いたり観察したりしながらボートで巡る「アニマルボートツアーズ」が好評です。

フタユビナマケモノたちは、温室をつなぐ地下通路にある展示場で暮らしています。展示場内には、通路の手前にぶらさがるための枝があるので、タイミングが良ければ近くで観察することができます。伊豆シャボテン動物公園のナマケモノは煮イモが大好き。もし煮イモを食べているところが見られたら、おいしそうにモグモグする姿をぜひ眺めてみてください。

■伊豆シャボテン動物公園
[TEL]0557-51-1111
[住所]静岡県伊東市富戸1317-17
[営業時間]9時30分~17時※時期により異なる
[定休日]なし
[料金]入園料【平日】中学生以上2700円、小学生1300円、4歳以上700円【土・日・祝・繁忙期】中学生以上2800円、小学生1400円、4歳以上700円※3歳以下無料
[アクセス]【電車】伊豆急行伊豆高原駅より東海バスで約15分※シャボテン公園下車徒歩5分【車】東名道厚木ICより2時間
[駐車場]400台(【平日】800円【土・日・祝・繁忙期】900~1000円)
「伊豆シャボテン動物公園」の詳細はこちら

名古屋市東山動植物園【愛知県】

名古屋市東山動植物園
「ゴロー」と「クリスティーヌ」(画像提供:名古屋市東山動植物園)
名古屋市東山動植物園
生まれて間もない頃の「ラッキー」(画像提供:名古屋市東山動植物園)
名古屋市東山動植物園
生まれたばかりのフタユビナマケモノの赤ちゃん(画像提供:名古屋市東山動植物園)

動物園、植物園、遊園地、東山スカイタワーと、魅力的なスポットが集まった「東山公園」内にある動物園。大きなアジアゾウから小さなタイメダカまで約450種の動物が暮らしています。2023年7月に新しくトラ・オランウータン舎の「アジアの熱帯雨林」エリアが誕生し、2023年10月24日(火)にはジャガー舎もオープンします。

現在展示されているのは3頭のフタユビナマケモノ。来園25年を超えるメスの「クリスティーヌ」、「クリスティーヌ」と比べると体の色が黒っぽく大きいオスの「ゴロー」、2022年6月に誕生した「ラッキー」です。「ラッキー」は人工哺育で育ったためとても甘えん坊なのだとか。2023年9月には新たにフタユビナマケモノの赤ちゃんが誕生し、現在はバックヤードで人工哺育中。元気に育ってかわいい姿が見られる日が楽しみですね。

■名古屋市東山動植物園
[TEL]052-782-2111
[住所]愛知県名古屋市千種区東山元町3-70
[営業時間]9時~16時50分(最終入園16時30分)
[定休日]月(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月1日
[料金]【観覧券】大人500円、中学生以下無料※動物園と植物園に入園可能
[アクセス]【電車】名古屋市営地下鉄東山公園駅より徒歩3分【車】東名道名古屋ICより15分
[駐車場]1600台(800円)
「名古屋市東山動植物園」の詳細はこちら

京都市動物園【京都府】

京都市動物園
落ち着いた雰囲気のエントランス。園内には屋内展示も多数ある
京都市動物園
フタユビナマケモノの「パチパチ」

1903年に開園した歴史ある動物園。2015年にリニューアルされた園内は、7つのゾーンに分かれています。アフリカのサバンナで暮らす大型草食獣や鳥類がいる「アフリカの草原」、ヤギやテンジクネズミなど、ヒトと身近な動物たちが暮らす「おとぎの国」など、動物を間近で観察できる展示が特徴です。

フタユビナマケモノのオス「パチパチ」はキュウリが大好き。普段は高温多湿設定の熱帯動物館で飼育していますが、最低気温が20度以上になると屋外のクジャク舎に移動します。この夏季の移動は「パチパチ」の“バカンス”と呼ばれており、いつもより運動量が増加し、日光浴もするそうです。
※2023年は最低気温が下がってきたため9月末にパチパチのバカンスは終了しています

■京都市動物園
[TEL]075-771-0210
[住所]京都府京都市左京区岡崎法勝寺町岡崎公園内
[営業時間]【3~11月】9時~17時(最終受付16時30分)【12~2月】9時~16時30分(最終受付16時)
[定休日]月(祝日の場合翌平日)、12月28日~1月1日
[料金]【入園料】高校生以上750円、中学生以下無料
[アクセス]【電車】京都市営地下鉄蹴上駅より7分・東山駅より10分
[駐車場]なし
「京都市動物園」の詳細はこちら

神戸どうぶつ王国【兵庫県】

神戸どうぶつ王国
驚くほど近くで動物たちを見ることができる
神戸どうぶつ王国
フタユビナマケモノはイメージより動きが速いかも?
神戸どうぶつ王国
プランターに寄りかかって眠るフタユビナマケモノ

色とりどりの花や植物が生い茂り、野生の環境に近い展示場で動物たちが暮らす全天候型の動植物園。トラやカバもガラス一枚の隔たりで観察でき、臨場感ある展示はジャングルに遊びに来たかのような感覚で楽しめます。

フタユビナマケモノは檻や柵がない展示場で飼育されており、木の上でどんな風に暮らしているのか、器用にエサを掴み食べる様子まで見られます。意外と素早く動くなど、アグレッシブな姿を見せてくれることもあるのだそう。また、ナマケモノがいる展示場は、複数種類の動物が共に暮らす「混合展示」となっており、他の動物たちとの関わり方が見られるのもこの施設ならではの楽しみ方です。

■神戸どうぶつ王国
[TEL]078-302-8899
[住所]兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-9
[営業時間]10時~17時(最終入園16時30分)
[定休日]木
[料金]【入園料】中学生以上2200円、小学生1200円、4~5歳500円、65歳以上1600円、3歳以下無料
[アクセス]【電車】神戸新交通ポートライナー計算科学センター駅(神戸どうぶつ王国・「富岳」前)より徒歩すぐ【車】阪神道3号神戸線生田川IC・京橋ICより15分
[駐車場]850台(700円)
「神戸どうぶつ王国」の詳細はこちら

アドベンチャーワールド【和歌山県】

アドベンチャーワールド
エサを食べる時も木にぶら下がりながら
アドベンチャーワールド
ぶら下がりながら器用に眠るフタユビナマケモノ

日本では数カ所でしか見ることができないジャイアントパンダに会える「アドベンチャーワールド」。“ケニア号”と呼ばれる専用の列車やカートなどで探検できる「サファリワールド」に、人とイルカが繰り広げるパフォーマンスが見られる「マリンワールド」、さらに遊園地エリアまであり1日中楽しめます。

アドベンチャーワールド内にあるふれあいの里「Helloルーム」で暮らしているフタユビナマケモノ。名前の由来にもなっている2つの爪で自分の体重を支え、ぶら下がるような姿勢で生活しています。野生では南アメリカ等の熱帯林に暮らしているため、展示室は室温28℃、湿度80%に調整され、快適に過ごしているそうです。

■アドベンチャーワールド
[TEL]0739-43-3333
[住所]和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
[営業時間]10時~17時※時期により異なる
[定休日]不定※詳細は公式HPを確認
[料金]【1日入園券】18歳以上5300円、65歳以上4800円、中学・高校生4300円、4歳以上3300円、3歳以下無料
[アクセス]【電車】JR⽩浜駅より明光バスで約10分※アドベンチャーワールド下車徒歩すぐ【車】紀勢道南紀⽩浜ICより約10分
[駐車場]約5000台(1200円)
「アドベンチャーワールド」の詳細はこちら

秋吉台サファリランド【山口県】

秋吉台サファリランド
フタユビナマケモノのメス「エコ」
秋吉台サファリランド
展示場の外に出てきた「エコ」

山口県美祢市のカルスト台地・秋吉台にある広大な敷地の動物園。様々な動物が暮らす「サファリゾーン」を、自家用車や専用車を使って巡るので、車の中から間近に観察できます。他にも、たくさんの動物と触れあえる「ふれあい広場」や、動物とその生息場所をモチーフにした遊具がある「キッズサファリ」など盛りだくさんで一日中楽しめます。

ナマケモノは、通常暖房の効くガラス展示場に展示されていますが、暖かい時期(5月~10月)は展示場の外の木に移れるように棒を渡してあり、日中は外の木で寝ていることが多いそうです。じっとしているので気がつかず通り過ぎてしまうかもしれません。

外に出ていると近くで見られるので、特徴のある毛並みや、太いかぎ爪などを観察してみてください。おとなしい生き物というイメージですが、実は気が強くて近づきすぎると口を開けて怒ったり爪をひっかけようとしたりするので、刺激しないでそっと見守るようにしましょう。

■秋吉台サファリランド
[TEL]08396-2-1000
[住所]山口県美祢市美東町赤1212
[営業時間]【10月~3月】9時30分~16時15分(最終受付15時30分)【4月~9月】9時30分~16時45分(最終受付16時)
[定休日]なし
[料金]【入園料】中学生以上2600円、3歳以上1600円、70歳以上2300円、2歳以下無料【マイカー入園】ガイド代1台600円【エサやりバス】1人1100円
[アクセス]【車】小郡萩道路絵堂ICより約3分
[駐車場]800台(無料)
「秋吉台サファリランド」の詳細はこちら

高知県立のいち動物公園【高知県】

高知県立のいち動物公園
フタユビナマケモノの「アミーゴ」
高知県立のいち動物公園
ぶら下がってエサを食べる「キュウ」

美しい自然に囲まれた動物園で、多種多様な動物たちのいきいきした姿を観察できます。生息地を再現した「温帯の森」、「熱帯の森」、「アフリカ・オーストラリアゾーン」、「ジャングルミュージアム」、「こども動物園」の5つのゾーンがあり、約100種1200点もの動物が暮らしています。

フタユビナマケモノを展示する熱帯雨林館「ジャングルミュージアム」では、スコールや霧が発生する時間が設けられており、ガラス越しですが遮る人工物のない自然な様子を見ることができます。オスの「アミーゴ」とメスの「キュウ」は、2013年~2023年の間に6頭の子どもを生んだペア。基本的に木の上にいることが多いナマケモノですが、「キュウ」は長年の動物園生活に慣れたのか、木にぶら下がらずに寝転ぶことがあるのだそうです。

■高知県立のいち動物公園
[TEL]0887-56-3500
[住所]高知県香南市野市町大谷738
[営業時間]9時30分~17時(最終入園16時)
[定休日]月(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月1日
[料金]【入園料】大人470円、18歳未満・高校生以下無料
[アクセス]【電車】土佐くろしお鉄道のいち駅より徒歩20分【車】高知道南国ICより20分
[駐車場]300台(無料)
「高知県立のいち動物公園」の詳細はこちら

長崎バイオパーク【長崎県】

長崎バイオパーク
驚くほど木と同化しているナマケモノ
長崎バイオパーク
見つけられない時はこの看板の近くを探してみよう

自然豊かで広大な敷地内に、カピバラ、リスザル、珍しいマレーバクなど、約200種類の動物たちが暮らすテーマパーク。園内ではいたるところで動物たちに触れたり、販売しているエサをあげたりすることができ、距離が近いのが特徴です。

オスの「ヒック」、メスの「シオリ」、そして2頭の間に2022年10月に生まれた子どもの「コハク」、3頭のフタユビナマケモノが「フラワードーム」の中で自由に暮らしています。うまく自然に溶け込んで見つけられないかもしれませんが、その日見られる場所にスタッフが看板を設置してくれているので木の上をよく観察してみましょう。ナマケモノが木に擬態する様子を見て驚くかもしれません。2023年10月21日(土)の「世界ナマケモノデー」には、公式インスタグラムにナマケモノの写真が投稿されるのでチェックしてみてくださいね。

■長崎バイオパーク
[TEL]0950-27-1090
[住所]長崎県西海市西彼町中山郷2291-1
[営業時間]10時~17時(最終入園16時)【小動物施設PAW】10時30分~17時(最終入館16時)
[定休日]なし
[料金]入園料【園内】大人1900円、中・高生1300円、3歳~小学生900円、60歳以上1300円、2歳以下無料【園内+PAW】大人2300円、中・高生1700円、3歳~小学生1300円、60歳以上1700円、2歳以下無料
[アクセス]【車】西九州道佐世保大塔ICより40分
[駐車場]800台(無料)
「長崎バイオパーク」の詳細はこちら

今回ナマケモノについて教えてもらったのはこの方!

村松 大輔(むらまつ だいすけ)さん

動物行動学者
村松 大輔(むらまつ だいすけ)さん

奈良教育大学自然環境教育センター特任准教授。京都大学野生動物研究センター特任研究員。ブラジルのアマゾン熱帯林で野生のナマケモノの行動や生態を研究している動物行動学者。ナマケモノの心拍数・体表温・GPS位置情報データや観察によって、省エネルギー戦略を研究・解明しているナマケモノの専門家。

\村松先生のナマケモノ観察ポイント/

動物園にナマケモノを見に行くなら、普通に観察するだけじゃなく、コアラと見比べるのもおすすめです。葉っぱを主食とする樹上棲動物はとても珍しく、ナマケモノかコアラくらいしかいません。生き方がよく似ていますが、生息地も分類群も大きく異なる両者。野生では絶対に見比べられない2種なので、動物園ならではの楽しみ方だと思いますよ。

まとめ

ナマケモノが排便の時だけわざわざ樹から下りることや、種類によっては動きが速いことなど、知らなかったことも多かったのではないでしょうか?「国際ナマケモノデー」をきっかけに、その生態や取り巻く環境などにも注目してみてくださいね。そして、ぜひ本物のナマケモノに会いに行ってみてください。

※掲載されている情報や写真については最新の情報とは限りません。必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
※掲載の価格はすべて税込価格です。

鳥井 晴風  鳥井 晴風

5人の子どもを持つママ編集ライター。 子供に大好きな漫画の主人公の名前を付けてしまうほど漫画アニメ好き。キャラ弁やキャラケーキづくりが得意。好きなお出かけ先は道の駅や直売所など食材が豊富なところ。 自分で収穫する味覚狩りや芋ほりも大好き。

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