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2019.04.26

ラーメン官僚が厳選!東京の絶品ラーメン30選。絶対食べたい、極上の一杯はこれだ!

東京都内の美味しいラーメン店を、ラーメン食べ歩き歴20年以上を誇るラーメン官僚が厳選!

食べる価値ありの行列店やクチコミで話題のお店など、昔ながらの醤油ラーメンから、出汁にこだわった塩味、奇抜な創作系まで幅広くご紹介!ぜひお気に入りの一杯を見つけてください!

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記事配信:じゃらんニュース

新宿・世田谷・中野・杉並・吉祥寺エリア

らぁ麺 やまぐち 【高田馬場】

移転を機にますますパワーアップ。超激戦区高田馬場においても王者の風格

らぁ麺 やまぐち

らぁ麺 やまぐち

東京のラーメンシーンにおいても「近年稀に見る実力派ぞろい」として知られる「2013年組(2013年にオープンしたラーメン店の総称)」を代表する店舗のひとつ。

会津地鶏・山水地鶏・吉備鶏をはじめ、複数の鶏(鶏ガラ、丸鶏)を縦横無尽に組み合わせながら出汁を採り、キレ味鋭い食味と分厚いコクとの両立を図ったスープは、近年増加傾向にある鶏系淡麗ラーメンの中でも、別次元の水準の高さ。

うま味を一層増幅させるべく羅臼昆布を活用するなど、要所を押さえた「配役」も、食べ手に無上の安心感を抱かせる。

都内のラーメンの「今」を知るには、外すことができない実力店だ。

■らぁ麺 やまぐち
[住所]東京都新宿区西早稲田3-13-4
[営業時間]【火曜~金曜】11時30分~15時、17時30分~21時【土曜・日曜・祝日】11時30分~21時※売切れ次第終了
[定休日]月曜(祝日の場合は営業、翌日休業)

麺宿 志いな【新宿御苑前】

素材への愛とバランスへの配慮が生んだ、至高の1杯

麺宿 志いな

麺宿 志いな

新宿中心部の喧噪が嘘のような、新宿御苑エリアの路地裏。腰を落ち着けてラーメンを啜るには最適の環境だ。

同店が手掛けるレギュラーメニューは4種類あるが、特にオススメなのが筆頭メニューである「潮そば」。

出汁は、「大山鶏」と「総州古白鶏」の丸鶏・鶏ガラ・モミジを軸に、ホンビノス貝・香味野菜を合わせ丁寧に炊き上げたもの。

出汁だけではない。タレも、山海の滋味を「イタリアの岩塩」「瀬戸内の藻塩」「伯方の塩」をブレンドした塩に重ね合わせるこだわりよう。

素材の持ち味を極限まで引き出す工夫と、傑出したバランス感覚で、ゴクゴクと飲み干せてしまうスープを創り出すことに成功している。

■麺宿 志いな
[住所]東京都新宿区四谷4-30-15 市川ビル 1F
[営業時間]【月曜~土曜】11時~16時、18時~21時
[定休日]日曜(月に一度連休あり)

純手打ち 麺と未来 【下北沢】

魅力的な麺に打ちのめされたい。そんな貴方に薦めたい『麺と未来』

純手打ち 麺と未来

純手打ち 麺と未来

コシがあることが重視されがちな中華麺。そんな既成概念を打ち破るべく、あえて「コシがない」麺で勝負を挑む店主。麺はもちろん自家製。類例のない太さと、「もち小麦」特有のモッチリとした食感が、既にリピーターを量産している。

基本メニューは「塩らーめん」。出汁は、丸鶏・手羽先・モミジを丹念に湯煎し、アサリを追加した後、完成する直前に羅臼昆布・煮干・鰹節を加えたもの。一瞬の油断も許されない緻密な作業のたまものだ。

塩ダレには、厳選した藻塩を使用。それに、うま味成分が豊富な料理酒『蔵の素』を加え、更に『鮎魚醤』を織り交ぜる。オープンした後も絶えず味を確かめ即座に改善。人気が出るのも当然だろう。

■純手打ち 麺と未来
[住所]東京都世田谷区北沢3-25-1シャトルヒエイ1F
[営業時間]11時30分~14時30分、18時~麺・スープ切れまで(21時前後) ※月曜は醤油らーめんで昼営業のみ

辛っとろ麻婆麺 あかずきん 【祖師ヶ谷大蔵】

まさに、辛ウマの極み。がっつり系麻婆麺をご所望であれば、同店で決まりだ

辛っとろ麻婆麺 あかずきん

辛っとろ麻婆麺 あかずきん

西馬込の実力店『麺処鳴声』の2ndブランド。『鳴声』のフラッグシップメニューは担々麺であり、辛系ラーメンの創作を得意とすることで知られる。そのような実情にかんがみれば、同店の不動の看板メニューが「辛っとろ麻婆麺」であることも納得だ。

補助なしで箸が立つほど強烈なトロミを宿した麻婆餡が終始メインを張り続ける1杯は、他の一般的な麻婆ラーメンとは一線を画するインパクトの強さ。

味もまた一流。麻婆の辛みとうま味のバランスが的確無比であることは、当然の前提。喉元を通り過ぎる刹那、うま味に含まれるほのかな甘みが心地良い余韻を刻むなど、味の組み立ても、食べ手が喜ぶツボを的確に押さえている。

■辛っとろ麻婆麺 あかずきん
[住所]東京都世田谷区砧8-6-27
[営業時間]【月曜~金曜】11時~22時【土・日・祝】11時~20時15分※売切れ次第終了
[定休日]無休(年末年始を除く)

ペコバク(PEKOBAKU)  【野方】

これぞ、現在型「まぜそば」の理想型。麺の太さ、味付け、全てが完璧

ペコバク

ペコバク

西武新宿線沿線屈指の激戦区・野方エリアにおいて、「まぜそば」の一点で勝負する同店。

一瞬、「ここまで強気で大丈夫なのか」と心配したが、人気メニュー「コッテリそば」を口にした瞬間、その心配が杞憂であることを、まざまざと悟った。

一般的な油そばよりも一段階太いストレート麺は、名門製麺所の謹製。デフォルト状態で甘辛い濃厚ダレをたっぷりと纏った「強・インパクト」な代物だ。

麺に、卵黄を溶かし込んで泥状と化したソースを絡め、一気に啜り上げれば、頬が落ちそうになるほどのうま味が強襲。

まぜそばでは必須とされる「卓上トッピング」の助力さえ不要。思わず、2杯目を注文してしまいそうになったほどだ。

■ペコバク(PEKOBAKU)
[住所]東京都中野区野方5-30-3
[営業時間]11時~翌0時
[定休日]不定休

ラーメン かしわぎ 【東中野】

タレと豚出汁が堂々と闊歩。鉄壁の布陣で目指す、淡麗の頂

ラーメン かしわぎ

ラーメン かしわぎ

オープンから数日で店頭に大行列が発生。ラーメン好きはもちろん、それ以外の方々も皆「『かしわぎ』のラーメンは間違いない!」と口を揃えるほどの優良店。

同店が手掛ける1杯は、豚ベースの清湯ラーメン。抜群の透明感を誇る豚清湯出汁に、アサリ・昆布などを絶妙な塩梅で加えたスープは、啜った瞬間、頬が落ちそうな感覚に襲われる。

なかでも特に、オススメしたいのが「醤油ラーメン」。
キレとコクとを兼ね備えた醤油に、滋味豊かな煮干しを溶かし込んだタレの風味は唯一無二。豚の重厚感を維持させながら全体を雄々しく牽引する味わいは、凡百の醤油清湯とは別次元だ。

■ラーメン かしわぎ
[住所]東京都中野区東中野1-36-7
[営業時間]【日曜・月曜】11時30分~15時【水曜~土曜】11時30分~15時、18時~21時
[定休日]火曜

味噌っ子 ふっく 【荻窪】

歴史あるラーメン激戦区・荻窪で実直に腕を振るう実力派

味噌っ子 ふっく

味噌っ子 ふっく

都内屈指の味噌ラーメンの実力店『味噌麺処花道』で腕を磨いた店主。

現在、同店が提供する麺メニューは3種類。「味噌」「辛味噌」「担々麺」だが、初訪時に食べるべきは「味噌らーめん」。券売機筆頭メニューだ。

スープの出汁は、鶏ガラと豚ガラをバランス良く寸胴に投入しつつ、モミジ・香味野菜を加えてじっくりと炊き上げたもの。

もちろん、味噌ラーメンの味の決め手となる味噌にも、尋常ならざるこだわりを見せる。中華鍋で炒める味噌にはキレのある「信州味噌」、味噌ダレには芳醇な「仙台味噌」を用い、喉元でピタリと収束するうま味を創出。

四季のように舌上で変遷するメリハリ豊かな味わいに、頬が落ちそうになる。

■味噌っ子 ふっく
[住所]東京都杉並区上荻2丁目40-11 四面道ビル
[営業時間]【月曜】11時~15時 【水曜~日曜】11時~15時、18時~21時※スープが無くなり次第終了
[定休日]火曜

Tombo 【井の頭公園】

吉祥寺を代表する淡麗系の実力店は「普通の最高峰」を目指す

Tombo
味玉醤油の旨味ソバ

Tombo

ロケーションはJR吉祥寺駅から徒歩10分程度。立地は必ずしも至便ではないが、訪れる客が絶えない、淡麗系ラーメンの実力店。

店主は、都内を代表する実力派『地雷源』グループで研鑽を重ねたすご腕。同店の基本メニューは、「醤油の旨味ソバ」。本年(2019年)3月には、同店が監修した同名のカップ麺が発売されるなど、名作の誉れ高き逸品だ。

スープは、鶏と豚骨が無類の存在感を誇示するが、シイタケ・昆布・サバ・カツオ・宗田節などから採った魚介出汁もうま味の形成にひと役買い、ファーストアタックから群を抜くクオリティの高さ。

甘辛いカエシの風味が拡がろうとする刹那、重層的なうま味を宿した出汁がカエシを支え補完するダイナミックな構成。出汁だけでもカエシだけでもない、双方の魅力が食べ手を虜にする。
 

■ Tombo
[住所]東京都武蔵野市吉祥寺南町4丁目16-12
[営業時間]11時30分~14時30分、18時~22時(スープ無くなり次第終了)【日曜・祝日】21時
[定休日]水曜

麺屋 さくら井 【三鷹】

武蔵野エリアに君臨する鶏清湯の最高峰。漂う一流の風格

麺屋 さくら井
特製らぁ麺(醤油)

麺屋 さくら井

店主は、都内屈指の実力店『麺処ほん田』の出身。しかしながら、出身元の味にこだわらず、修業先の模倣と一線を画した味を創り出すことに成功している。これもひとえに、自分がベストだと信じる味を提供したいという信念のなせる業だ。

基本メニューは、「らぁ麺(醤油)」。福岡県・博多が誇る「はかた地鶏」のガラに大山鶏の丸鶏を合わせた動物系出汁に、昆布・椎茸の滋養味を湛えた出汁をクロスオーバーさせ、前代未聞のうま味の複層化を実現。

鋭い切れ味が印象深い醤油ダレ、芳醇な香ばしいカメリアラード&鶏油も、圧倒的なコクの創出にひと役買っている。

■麺屋 さくら井
[住所]東京都武蔵野市西久保2-15-27
[営業時間]11時30分~15時、18時~21時(火曜、日曜、祝日は昼のみ)
[定休日]水曜日

銀座・東京駅周辺エリア

中華そば 銀座八五 【東銀座】

タレなしで飲める奇跡のスープ。銀座で1杯と言えば同店で決まり

中華そば 銀座八五

中華そば 銀座八五

都内屈指の実力店『中華そば勝本』の店主が自ら厨房に立ち、これまでにラーメン職人として培った知識と経験を総動員し、1杯1杯を丁寧に紡ぐ。

鴨・名古屋コーチン・生ハム等の動物系素材と、昆布・干し椎茸・ドライトマト・イタヤガイ等の「山海の恵み」を、絶妙なバランスで掛け合わせたスープは、ひと口啜っただけで身体中の細胞が活性化し、誰もが飲み干したくなる至高の味わい。

タレを作らず生ハムの塩味を活用することで、食味は息を飲むほどまろやかに。試作を重ね『浅草開化楼』と共同で開発した特注麺の啜り心地も、極上。

■中華そば銀座八五
[住所]東京都中央区銀座3-14-2第一はなぶさビル1階
[営業時間]11時~15時、17時~21時(スープ終了次第閉店)
[定休日]水曜、第2・第4木曜

田中 一明(たなか かずあき)  田中 一明(たなか かずあき)

通称「ラーメン官僚」。ラーメン食べ歩き歴20年以上、実食杯数は11,000杯以上に及ぶ。直近の数年間は、毎年700杯~800杯のラーメンをコンスタントに実食。2016年現在、日本でラーメンシーンの「今」を最もよく知る人物。

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