北海道・根室で明治32年頃から牛乳搾取販売を行い、昭和11年に天皇陛下の行幸時にも牛乳を提供した石橋牧場の二代目石橋栄一(1897〜1988)が60年にわたり書き続けたという日記を家族が保管されています。そのうち、栄一が46歳だった1943(昭和18)年1月〜1946(昭和21)年12月にかけての部分のみ、関係者が文字起こししたのがこの料です。「僕、朝昼夕の搾乳して、午後は一台自分、二台雄三をつれて向山の手刈りを全部運ぶ」(昭和18年10月7日)など、戦中・戦後の酪農家の日常や飼養の様子を知ることができます。根室が爆撃され、市内が火災で焼失した終戦直前の7月15日にも「牛へ水飲ませず、搾乳二回だけせり」との記述があります。
タイトル | 石橋栄一日記(抜粋) |
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著者 | 石橋栄一 |
年 | 1943年(昭和18年) |
都道府県 | 北海道 |
分類 | 人物 |
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