NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第25週「ズキズキするわ」(第117~121話)の予告が15日、放送され、女優の吉柳咲良が演じる若手歌手、水城アユミが初登場。SNSで「来週は美空ひばりが登場か」などと話題になっている。
戦後の大スターで「ブギの女王」として人気を博した歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、主人公の福来スズ子(趣里)が多くの困難を乗り越えて歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を描く「ブギウギ」。この日は第24週「ものごっつええ子や」(第112~116話)の最終日で、スズ子が巻き込まれた小田島大(水澤紳吾)による誘拐未遂騒動が無事に解決した。この一件で、一人娘の愛子(このか)は、友達になった大の息子、一(井上一輝)が転校になってしまい、学校を3日間も休んでいた。学校に行かせたいスズ子に、家政婦の大野晶子(木野花)は少しそっとしておくようにと助言。恩師である羽鳥善一(草なぎ剛)とその妻、麻里(市川実和子)に相談し、麻里に背中を押されたスズ子は、事件の捜査を主導した刑事、高橋(内藤剛志)のもとを訪ね、愛子と一をもう一度、引き合わせてほしいと頼んだ。一と話すことができた愛子は元気を取り戻し、スズ子と愛子は、これまでのような親子関係に戻った。
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朝ドラ通算109作目。戦後の大スターで“ブギの女王”として人気を博した歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、大正生まれのヒロイン、鈴子が人々に勇気と希望を与える姿を描く。
- 【放送】総合:月~金曜(土曜は総集編)午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00、 BS/BSプレミアム4K:7:30〜7:45
- 【作(脚本)】足立紳、櫻井剛
- 【音楽】服部隆之
- 【主題歌】中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
- 【語り】高瀬耕造(NHKアナウンサー)
第25週では、「第7回 丸の内テレビジョン オールスター男女歌合戦」が開催され、アユミがパフォーマンスを披露。予告では、アユミの「福来先生の大ファンです」というセリフに、スズ子が「あんなイキのええのと比べられたらかなわんで」と本音をもらすシーンが盛り込まれた。またテレビ局のような場所で、アユミと対面したスズ子が「ええ~っ!?」と驚くシーンもあり、最後はスズ子のステージとともに「ワテ爆発しそうや」というセリフで締めくくられている。
アユミは大人気の若手歌手。スズ子の大ファンで、スズ子のことを尊敬している。朝ドラファンたちの間では、アユミのモデルが美空ひばりさんではないかと推察する声が多く、史実では、ひばりさんの登場で当時の歌謡界で世代交代が進んだとされている。
残り10話となり、物語はいよいよ大詰めに。最後のヤマ場に視聴者も大盛り上がりで、SNSには「いよいよ来るのか!美空ひばり!」「来週、ラスボス登場か」「ついに次世代が来るのか」「また一悶着ありそうな感じ?」などのコメントが殺到している。一方、吉柳といえば、第41回ホリプロタレントスカウトキャラバン「PURE GIRL 2016」で歴代最年少となる12歳でグランプリを受賞し、ミュージカル「ピーター・パン」でも大活躍。その美声は折り紙つきで「歌唱シーンもとっても楽しみ!」と期待する視聴者もいた。