朝ドラ「ブギウギ」弟の幻影は「おちょやん」「カムカムエヴリバディ」、構成は「エール」最終回! 第49話はまさに「神回」

左から、羽鳥善一(草なぎ剛)、福来スズ子(趣里)。日帝劇場の舞台で、善一の新しい楽曲、「大空の弟」を歌うスズ子(C)NHK
左から、羽鳥善一(草なぎ剛)、福来スズ子(趣里)。日帝劇場の舞台で、善一の新しい楽曲、「大空の弟」を歌うスズ子(C)NHK

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」の第49話が7日、放送され、ヒロインの弟の幻影が浮かぶ場面や、歌づくしとなった異色の構成に、過去の朝ドラの名場面を連想する視聴者が続出。SNSに「エール」「おちょやん」「カムカムエヴリバディ」というワードが並んだ。

戦後の大スターで「ブギの女王」として人気を博した歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、福来スズ子(趣里)が多くの困難を乗り越えて歌手の道を突き進み、人々に勇気と希望を与えていく姿を描く朝ドラ。ドラマは第10週「大空の弟」(第46~50話)が放送中で、昭和16(1941)年12月に太平洋戦争が始まり、世間が日本軍の快進撃に盛り上がるなか、自前の楽団を結成したスズ子だったが、厳しい規制に興行主が萎縮し、なかなか公演が打てないでいた。そんななか、スズ子を人気歌手に育て上げた作曲家、羽鳥善一(草なぎ剛)の発案で、「ブルースの女王」茨田りつ子(菊地凛子)とスズ子の合同コンサートが開かれることになった。スズ子は、弟の花田六郎(黒崎煌代)が戦死したことを受けスランプに陥り、うまく歌えず苦悩。羽鳥はそんな彼女のために、戦地の弟を思う気持ちを表現した「大空の弟」を書き上げ、これなら歌えるのではないかと励ました。

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朝ドラ通算109作目。戦後の大スターで“ブギの女王”として人気を博した歌手、笠置シヅ子さんをモデルに、大正生まれのヒロイン、鈴子が人々に勇気と希望を与える姿を描く。

  • 【放送】総合:月~金曜(土曜は総集編)午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00、 BS/BSプレミアム4K:7:30〜7:45
  • 【作(脚本)】足立紳、櫻井剛
  • 【音楽】服部隆之
  • 【主題歌】中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
  • 【語り】高瀬耕造(NHKアナウンサー)

この日の放送で、りつ子渾身のスピーチと「雨のブルース」の歌唱に続いて、スズ子は万感の思いを込めてステージ上で「大空の弟」を熱唱。遠い戦地の肉親を案じる家族の心情をストレートに歌ったこの曲は、観客の涙を誘った。スズ子も感極まって、ステージ上で膝から崩れ落ち号泣。その時、スズ子は観客席の通路に、六郎の幻影を見た。スズ子の目に映った六郎は、出征して行った時の背広姿で、優しい笑顔を浮かべてスズ子にうなずくと、姿を消した。我に帰ったスズ子は立ち上がり、深呼吸をして一転、明るいジャズナンバー「ラッパと娘」をパフォーマンス。はつらつとした歌声とキレのいいダンスで観客を沸かせた。

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