8日に放送されたNHK連続テレビ小説「らんまん」の第115話に、漫才コンビ、U字工事の福田薫、益子卓郎が出演。定番ギャグの「ごめんねごめんね~!」も飛び出し、劇中で存在感ある演技を見せた2人が収録現場を振り返った。
日本の植物学の父、牧野富太郎氏をモデルに、激動の時代にひたすら愛する草花と向き合い続けた植物学者、槙野万太郎(神木隆之介)の波瀾万丈の生涯を描く「らんまん」。この日は第23週「ヤマモモ」(第111~115話)の最終日で、福田と益子は、大山参りのため、東京・渋谷の弘法湯にやってきた2人組の旅人の役で登場した。
「出演が決まった時はまず驚いて、すぐに本当かな?と疑って、最後に喜びの気持ちがジワジワと湧いてきました」という福田。家族には夕食の時に発表し、妻と子供に祝ってもらったという。初めての朝ドラ出演については「撮影のスタジオでは監督、技術、美術さんからプロのオーラがあふれていて圧倒されました。特に自分らの後で座る演技をしている俳優さんが、セットの雰囲気に自然に溶け混んでいるすごさに見惚れてしまいました」とコメント。地元・栃木県では、知人らから「今まで出会った人で誰が一番きれいだった?」と聞かれることがあると明かし、「これからは浜辺美波さんと答えようと決めました!」と声を張り、笑いを誘った。
相方の益子は出演が決まった際、「俺らで大丈夫なのか?」という不安があったそうだが、本番では堂々の演技を披露。「たまたまですが、セリフに出てきた大山や弘法の湯なども、登山が好きで実体験で何度か経験しているのでうれしかったです。田舎からきた役柄でしたので、本番前にNHKの食堂でのっぺい汁を飲み、役づくりしました」と撮影当日を振り返った。共演した浜辺については「とてもおきれいで、にこやかに迎えてくれて、まるで地元の塩原温泉に浸かった時のような安心感を与えてくれました」と独特の感想で、「お会いできてうれしかったです」と笑顔を見せた。