のん(能年玲奈)演じる主人公、天野アキが、海女やアイドルとしての活動などを通して、さまざまな人々に出会い、成長していく姿を描いたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。その第32話が9日、BSプレミアムなどで再放送され、ローカルテレビ局のディレクター、池田一平(野間口徹)が初登場。そのうさんくさい存在感に、視聴者の注目が集まった。
母、春子(小泉今日子)に連れられ、故郷の岩手県・北三陸市にやってきた東京生まれの高校2年生アキは、現役の海女として活躍する祖母、夏(宮本信子)の姿に憧れ、海女になることを決意。北三陸に移住し、3人で新しい生活を始めた。
アキとユイを訪ねてきた地元テレビ局のディレクター
ドラマは第6週「おらのじっちゃん大暴れ」(第31~36話)が再放送中で、町おこしイベントで「ミス北鉄」に選ばれたアキの親友、足立ユイ(橋本愛)と海女のアキの動画がネットで話題になり、寂れた北三陸の町に、毎週末2人のファンが押しかけるちょっとしたブームが到来していた。
この日の終盤、アキとユイを訪ねて、ローカルテレビ局、岩手こっちゃこいテレビのディレクター、池田一平(野間口徹)が観光協会にやって来た。用意された高そうなケーキ、北三陸駅駅長の大向大吉(杉本哲太)ら大人たちの薄ら笑い、池田の薄いサングラスの奥の目…。アキは「何か裏がある」と直感した。