NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」の第112話が13日、放送され、望月久留美(乃木坂46・山下美月)に告白をした岩倉悠人(関ジャニ∞・横山裕)に多くの朝ドラファンがときめき、ツイッターで「悠人兄ちゃん」「妹夫婦の前」などのワードがトレンドに入った。
大阪府東大阪市と長崎県の五島列島などを舞台に、主人公の梅津舞(福原遥)がさまざまな人たちと出会い、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生の物語で、ドラマはこの日から第24週「ばんばの歩み」(第112~116話)が始まった。第111話(10日放送)で舞の妊娠がわかり、この日、舞が元気な女の子を出産した。
舞の兄で投資家の悠人は、かつて敏腕投資家として世間の注目を集めていたが、株取引での大損を挽回しようとインサイダー取引に手を出してしまい、裁判で執行猶予付きの判決を受けた。不正が発覚した当時、マスコミから逃げ回って雨のなかで倒れていた悠人を舞の幼なじみの久留美とその父、佳晴(松尾諭)が救助。これがきっかけとなり、悠人は望月親子との親交を深めるようになった。第109話(8日放送)では、台風に伴う停電に見舞われた悠人と久留美が暗い部屋の中で会話をし、ランプの明かりに浮かび上がった留美の笑顔に、悠人が少し戸惑うような表情を浮かべた。
告白でもいちいちひねくれる悠人
久留美は看護師で、舞が入院した病院に勤務している。この日、舞の病室を訪れ、以前から希望していたフライトナースになるために長崎県の病院に転職することが決まったと、舞とその夫、貴司(赤楚衛二)に報告し、もう悠人と気軽に飲みに行けなくなると、寂しそうな表情を見せた。舞から久留美が長崎に行くことを聞かされた悠人は、舞と貴司、久留美の幼なじみ3人でのささやかな送別会に、途中から割り込み「俺とつきあわへんか」と久留美に直球告白。久留美が「そんなん…何で、今言うん。これから離れ離れになんのに…」と戸惑うと、悠人は「もう、たまたま会われへんねやろ? じゃあ、計画的に会うしかないやん」と返した。久留美から「会いたいん?」と尋ねられた悠人は「そうじゃなかったら、送別会の邪魔せえへん」と即答。久留美が「何で、いちいちひねくれんの。そこも…好きやけど」と照れ、「つきあおうか」と笑顔を向けると、悠人もうなずき、ようやく表情をほころばせた。