「元彼の遺言状」「アンナチュラル」の連続殺人鬼、尾上寛之の出演に「絶対なんかある!って思ってしまう」とドラマファン興奮

神の前では嘘をつけない神父の木下雄一郎(尾上寛之)を、教会の礼拝堂で追及する剣持麗子(綾瀬はるか)。ドラマ「元彼の遺言状」第6話から。(C)フジテレビ
神の前では嘘をつけない神父の木下雄一郎(尾上寛之)を、教会の礼拝堂で追及する剣持麗子(綾瀬はるか)。ドラマ「元彼の遺言状」第6話から。(C)フジテレビ

綾瀬はるか主演、大泉洋共演で話題のフジテレビの月9ドラマ「元彼の遺言状」の第6話が16日放送され、ドラマ「アンナチュラル」(TBS系、2018年)で連続殺人鬼を怪演した俳優の尾上寛之が出演したことに多くのドラマファンが反応した。

第19回「このミステリーがすごい!」大賞で大賞を受賞した新川帆立氏の同名小説と、短編集「剣持麗子のワンナイト推理」を原作に、オリジナルストーリーも盛り込んだ連続ドラマ。綾瀬が弁護士の剣持麗子を演じ、大泉は彼女とバディを組むミステリー小説家志望の男、篠田敬太郎役を務める。麗子は元彼で病死した森川栄治(生田斗真)の遺言を受けて篠田を雑用係として事務所に住まわせており、第6話で2人は、木下雄一郎(尾上)が神父を務める教会で起きた密室殺人事件の真相に挑んだ。

この日はこれまでのエピソードと異なり、犯人が殺人を犯す場面を最初に描き、麗子と篠田が真相に徐々に迫っていく「刑事コロンボ」や「古畑任三郎」などに見られる倒叙ミステリーのスタイルをとっていた。ドラマ開始から30分ちょっとの早い段階で、麗子は被害者であるホストクラブ「戦国」のナンバー1「織田信長」(土井一海)を殺したのがナンバー2「森蘭丸」こと栗花落(つゆり)海斗(味方良介)だと突き止めた。しかし、推理はそこで終わらず、蘭丸が信長を殺すよう巧妙に仕向けたのは、2人に恨みを持っていた木下だったことが判明する意外な形で事件は解決した。

今までにないストーリー展開は、SNSでも「ゴールが分かった上で真実に近づいて行くの結構好き」「一件落着と見せかけてもう一捻り」「一番見応えのある回だった」などと好評。「アンナチュラル」第8話で、連続殺人鬼を怪演した尾上が木下役を演じていたこともドラマファンにとって注目ポイントだったようで、「尾上寛之さんが登場しただけで犯人だと知る」「もうあの役のインパクト強くて」「絶対なんかある!って思ってしまう」といった反応が目立った。

なお、この木下は原作にも殺人事件が起こったバーのマスターとして登場するが、原作者の新川さんがこの名前について自身のツイッターで「誰にも指摘してもらえなくて寂しいから言っちゃうけど、木下は豊臣秀吉の幼少期の苗字。武将で揃えました……てへ」と元ネタを明かしていた。

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