嵐の松本潤が主演を務める連続ドラマ「となりのチカラ」(テレビ朝日系)。10日に放送される第3話のあらすじを紹介する。
思いやりと人間愛にあふれるが、何をしても中途半端な中腰の男、中越チカラ(松本)が、問題を抱えたマンションの住人たちの悩みを解決していく社会派ホームコメディー。「GTO」(フジテレビ)や「家政婦のミタ」(日本テレビ)などをヒットさせた人気脚本家、遊川和彦氏が脚本・監督を務めるオリジナル作品で、松本のほか上戸彩、小澤征悦、ソニン、松嶋菜々子らがキャストに名を連ねる。
東京のとある郊外に建つマンションに引っ越してきたチカラと妻の灯(あかり、上戸)、娘の愛理(鎌田英怜奈)と息子の高太郎(大平洋介)。ここでは、個性豊かな住人たちが暮らしていた。
ある夜、突然、中越家に303号室のマリア(ソニン)がやってきた。チカラは引っ越してきて以来、マリアと何度か挨拶をしたことがあった。「アブない男におそわれたので、かくまってほしい」という彼女をチカラと灯が部屋に招き入れたところに、「マリアの客だ」と名乗る男が乗り込んでくる。どうやらマリアは303号室でベトナム式のエステ店を営んでいるようで、男はそこを“いやらしいサービスをする店”と勘違いしてやってきた上、何もサービスされないことに逆上した様子。灯の機転でどうにか男を追い払い、マリアの話を聞いたチカラは、彼女が外国人技能実習生として勤めていた介護関係の会社を、妊娠を理由に解雇されたことを知る。
マリアから「お腹の子どもの父親でもあるその会社の課長は、子どもが出来た途端会ってもくれなくなった」と聞いた灯は怒り心頭。「日本と日本の男性はいつからこんなに冷たくなったの?」という問いに、チカラは及び腰になってしまい、マリアは愛想を尽かし出ていってしまう。
どうにかマリアの力になってあげたいチカラだったが、あの夜以来、“日本の男性代表”としてすっかりマリアには嫌われてしまった様子。そんななか、マリアが部屋の退去を命じられる。お腹の子どものことも誰にも相談できず、部屋まで追い出されそうなマリアのために、子どもの父親・芝田(渡辺大)に会ったチカラは、最低とも言える物言いを目の当たりにしてしまう。「子どもは堕ろす」と宣言するマリアに、チカラはどう声をかけてあげればいいかわからず…。