2023.12.09

タイヤ点検、気を引き締める 岩手県内運送業者、日常の確認強化

走行前にナットの「増し締め」をするドライバー。八戸道での死亡事故を受け、岩手県内の運輸業者が日常点検を強化している=8日、花巻市石神町
走行前にナットの「増し締め」をするドライバー。八戸道での死亡事故を受け、岩手県内の運輸業者が日常点検を強化している=8日、花巻市石神町

 八戸市の八戸道でトラックのタイヤが2本外れ、衝突した男性が死亡した事故を受け、岩手県の運送業者が日常の点検を強化している。県内事業所の大型車の車輪脱落事故は2023年度、8日現在で7件発生。原因は不明だが令和に入り増えている。冬はタイヤ交換後のこの時季に事故が多く、一般ドライバーも気を引き締める。

 ハンマーでナットをたたき、音に異常がないかチェックする。花巻市の運送業・岩手雪運(高橋伸光社長)では8日、出発前のドライバーが入念に点検した。

 脱落事故は、タイヤ交換から一定程度の距離を走行後に行うナットの「増し締め」が不十分なことが要因の一つ。同社は増し締めを交換後だけでなく月1回程度から月2回に増やし、県内外の6営業所に点検記録表の提出を求めて怠っていないか一斉に確認した。

◇      ◇

 記事全文は、12月9日付の岩手日報本紙をご覧ください。

定期購読申し込み・ご案内

岩手日報本紙電子新聞