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駄菓子屋や弁当屋など ゆうちょ銀行、硬貨の預け入れ手数料に困る人々困惑の声(2/2 ページ)

売り上げや「小銭貯金」でためた硬貨を預けるとお金が減る――。今年1月、ゆうちょ銀行が硬貨を預け入れる際に手数料を設定したことで、沖縄県内で数百円の弁当を販売する店や子ども相手の駄菓子屋などから困惑の声が上がっている。

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沖縄タイムス
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 那覇市上間で約50年続く駄菓子屋「棚原ストアー」。店内には、10円のお菓子や100円以下のアイスクリームなどが、ずらっと並ぶ。店を営む棚原悦子さん(74)は手数料導入を知り「困る。預けるのが、ばかばかしくなる」。

 客の9割は近くの小中学校に通う子どもたち。支払いは1円〜10円の硬貨が中心で、両手いっぱいの1円玉を持ってきて買い物する子もいる。「申し訳ないが、12円の商品を15円に値上げしたり、1円での支払いは避けるよう呼び掛けたりと、対策を考えないといけないね」と話し「手数料を取られるくらいなら、1円玉は全て募金しようかしら」と苦笑いした。


駄菓子屋の売り上げを計算する棚原悦子さん。子どもたちが持ってきた小銭が多い=4日、那覇市上間

 浦添市に住む小学2年の女の子は、テストで100点を取ると祖父母からもらえる500円玉を、貯金箱にためている。銀行に預けるとお金が減るかも、と知り「えーっ! せっかく頑張っているのに。まとめてお札でもらうしかないのかな」と話した。

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