道の駅のと千里浜にて、お土産を物色中に出会った真っ白な手のひらサイズの…お米???
これはなんだ?!しかも重い!そして袋でよく見えないけど可愛い予感がする!
という完全なジャケ買いをしたこちらは「神喰羽糧(みくはろう)」という最中なんだそうです!

袋から出すと、やっぱりお米の形でした!ころんとしていてなんだかほっこりします。

表には羽の模様、裏には「能登神子原米(のとみこはらまい)」の文字があります。

石川県羽咋市の神子原地区には、石川県最大級の面積を誇る棚田があり、「世界農業遺産」にも登録されています。そして、この棚田で化学肥料に頼らず自然の条件のなかで育てられたのが「神子原米」なんだそうです!

なんだかこの最中の白色が神秘的に見えてきました…。

最中の皮にお米が使われているので、ほんのり甘い!私は、あんまり味がしないのに口の中の水分ばかり持っていく最中の皮がすこし苦手(失礼)だったので、ちょっとびっくり。
赤ちゃん用の白いせんべいのような優しい甘みです。(伝統あるお米の味をこんな例え方でいいのだろうか…でも似てるんです…。)

そして中には餡子と求肥!ひゃっほー!この求肥が食べたくてこの最中を選んだと言っても過言ではありません。いや、結局皮もおいしかったので、つまり今回は大当たりだったのですよ!

餡子はつぶ餡だけど、こし餡要素つよめ。そして中にぎっしり詰まっています!だから重かったのか~。
こし餡っぽくなめらかなので、中にたくさん詰められるんですね。
そしてびよーんと伸びる求肥。食感がたのし~!!そしてもちろんおいし~!

お米が香るほんのり甘い最中×なめらかな粒あん×求肥。
もう言うことなしの最高の組み合わせですよね。サイズが大きいので分けて食べても満足感がありそうです。

ちなみに、この羽の形というのは羽咋市に伝わる神話がモチーフなんだそうです。

遠い昔、この地域に出現していた“怪鳥”を、磐衝別命(イワツクワケノミコト)という皇子が3匹の犬とともに退治。犬が怪鳥の羽を喰ったことから、「羽咋(はくい)」という地名が誕生しました。
(羽咋市HPより https://notoju.jp/noto/hakui/ )

なるほど。羽喰=羽咋ということですか!たしかに「羽喰市」はすこし怖いですね。笑
最中の模様のなぞがとけました。

この商品は地元の羽咋市立邑知中学校の生徒さんが開発に携わられたようで、羽の模様をいれたり、お米に見えるように白い最中にしたりというのはなんと中学生の意見だそうです。
まんまとジャケ買いしてしまった人がここにおりますよー!!そしてとても美味しかったです!!!

神子原の歴史と餡子がずっしり詰まったお米型のまっしろ最中、みなさんもお茶のお供にいかがでしょうか?

神羽喰糧
購入場所:道の駅 のと千里浜
購入金額:280円(税込)
購入日:2023年7月
https://mikohara.com/(神子の里)
※情報は投稿時のものです。
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