Change
Location

現在は日本サイトをご利用中です

IHIの技術開発

社会に新しい選択肢を増やすための技術開発

Technology & Intelligence Integration

江⼾時代から今⽇に⾄るまで、IHIは社会に必要とされるものをつくり、その度に礎となる技術を培ってきました。現在、社会環境の不安定さが常態化するとともに、環境問題をはじめとした解決すべき社会課題は複雑化しています。そのため、求められる解決策はこれまでのように画⼀的なものでは受け容れられません。
そこで、様々な未来の可能性を描き、多様なパートナーと協⼒して技術を培い、新しい価値を継続的に提供していく技術開発に挑戦しています。

継続的な価値提供

新たな事業につながる技術

社会環境の変化や法制度の改正などの取り巻く環境に⽬を向けた戦略⽴案を⾏い、柔軟な技術開発を進めています。お客さまのユースケースに沿った社会実装を加速させていき、実社会で得られる新たなニーズやデータを活⽤して、新たな事業につながる技術の創出を⽬指しています。

カーボンニュートラルな社会の実現に向けた技術開発の代表例

発電所、⼯場などの排ガスや⼤気中から⼆酸化炭素を回収する技術とともに、この回収した⼆酸化炭素を⽔素と反応させることで、合成メタン(e-methane)を製造するメタネーション技術、およびSAF(Sustainable Aviation Fuel)合成技術を開発しています。
また燃やしても⼆酸化炭素を排出しないアンモニアを燃料とするアンモニア発電の技術開発にも取り組んでいます。

基盤技術の進化

世界の第⼀線での技術開発

複雑化する社会課題に対応するために、これまで保有している技術の⾼度化だけではなく、新たな技術の獲得と育成を進め、⾰新的な技術開発に取り組みます。

電動化関連技術

  • 回転機械技術(⼤出⼒モータなど)
  • 機械要素技術(ガス軸受など)
  • シミュレーション技術(冷却性能評価など)
  • 耐熱・耐摩耗コーティング技術

新素材・先進⽣産関連技術

  • 複合材料(CMC・FRP・ジオポリマーなど)
  • ⽣産技術(積層造形や3Dプリンターなど)
  • 検査・計測技術、溶接・接合技術、加⼯技術
  • 構造強度評価技術

エネルギー関連技術

  • 物理・化学応⽤技術(触媒・SOECシステムなど)
  • 燃焼技術(バイオマス・アンモニアなど)
  • 制御技術(EMS・ロボット制御など)
  • 塗装・防⾷・表⾯処理技術

開発プロセスの⾼度化

デジタル技術をいかして、技術開発スピードを加速させる

モデルベース開発を導⼊し、技術開発の初期段階で多種多様なシミュレーションを実施して設計空間を把握し、開発のボトルネックや理論限界を⾒極めて最適な開発計画を⽴案します。またスケールアップのために試作と検証を繰り返していた実証試験をシミュレーションに代替して開発期間を短縮し、開発技術の早期の実⽤化を⽬指しています。

サイバーとフィジカルの融合による開発プロセスの高速化

パートナーとの連携

エコシステムの中核に⼊り込み、共創する

最先端の知⾒・実績を持つ国内外の企業、⼤学、研究機関等と組織の壁を越えた連携を推進しています。IHI-ISCE2 Sustainable Innovation Centre(ISCE2:シンガポール科学技術研究庁の傘下の研究機関である化学・エネルギー・環境サステナビリティ研究所)、IHI×東北⼤学アンモニアバリューチェーン共創研究所の設⽴など、共創の場を構築しています。IHIとパートナーのそれぞれの強みを活かしあい、提供価値を進化させ、スピード感をもって、広く社会に普及させることを⽬指しています。

各拠点での共創

グローバルな技術拠点を活用し、先進技術、連携先の探索を進めるとともに、共創活動の場を活用して、新しい価値創出に取り組んでいます。

IHI技報 Vol.59 No.3 ( 2019 ) 海外拠点における開発(1MB)

IHIつなぐラボ

IHIグループのオープンイノベーションの拠点として開設し、IHIの技術・製品の展示を起点とした双方向の対話、お客さまとの課題の共有を行い、共創パートナーづくりに取り組んでいます。

IHI技報 Vol.54 No.4 ( 2014 ) 多彩な技術力でIHI グループを支える「世界一の技術開発集団」を目指す(690KB)

i-Base

「Ignition Base(通称:i-Base) 」では,素早く試作する「ガレージ」や「プロジェクトブース」を活用し、デザイン思考やアート思考を取り入れ、新たなアイデアの早期事業化を目指しています。

IHI技報 Vol.61 No.1 ( 2021 ) お客さまとの新たな事業アイデアの共創(3.1MB)

IHI技報 Vol.59 No.2 ( 2019 )  グループ経営方針2019 の実現に向けて - 新たな価値を創造するための戦略 -(933.1KB)