【過去の三峰山の霧氷の様子(御杖村観光協会提供)】

 厳冬期に、空気中の水蒸気が木の枝などに付着して凍る「霧氷」が見られる、三重・奈良県境の三峰山(標高1235メートル)山麓にあるみつえ青少年旅行村(奈良県御杖村神末)で、1月20日から2月18日までの土日祝、恒例の「霧氷まつり」が開かれる。

 初日の20日は午前8時30分に山開き。同日は豚汁の振る舞い、2月4日はコーヒーの振る舞い、12日は餅の配布がある。いずれも先着順。最終日の18日は午前7時からクリーンキャンペーンと参加者対象の抽選会を予定。開催日の計11日間は午後0時30分から同4時ごろまで、地元特産品の販売、みつえ温泉「姫石の湯」の入浴割引券の配布などを予定している。

 三峰山への登山道は同施設から往復約11キロ、4、5時間程度が目安で、3つのルートのうち南側の尾根伝いに登る新道ルートは崩落のため通行できなくなっている。入山には登山届の提出が必要で、冬季は防寒具やアイゼンなどの装備が必須。期間中、登頂者にはスタンプカードを発行し、登頂回数に応じて記念バッジを進呈する。

 問い合わせは同村観光協会事務局(0745・95・2070=同村むらづくり振興課内)まで。

 開催日は近鉄榛原駅から奈良交通の臨時直通バス「霧氷号」も運行する。同駅発は午前7時45分、同施設発は午後4時。料金は片道1600円、小人800円。前日午後5時までの予約制で、奈良交通総合予約センターへ電話(0742・22・5110)で申し込むか、同ウェブサイト(https://www.narakotsu.co.jp/)から。

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